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「彼女に嫌われたくない…」LINEで引き裂かれた友人との仲

コラム

旅行中も「ずっとLINE」予感的中

友情

 若干の不安を感じながらも楽しみにしていた旅行の当日、その不安は的中してしまいました。Nさんは常に彼女とLINEをしていて、全く旅行に集中してくれず旗本さんが話しかけても上の空。

「何度か注意したんです。最後の思い出なんだから少しくらいLINEはやめてほしいって。その場では『わかった』と言うんですが、すぐにLINEを再開してしまって。今考えれば初めての彼女で浮かれていたんだろうなと分かるんですが、当時は僕もまだ子どもでしたし、若干彼女にもヤキモチを焼いていたのかもしれません

 注意してもLINEにばかり気を取られて旗本さんとの旅行を楽しんでくれないNさん。2泊3日の旅行中も様子は変わらず、ほぼ会話のない旅行になってしまい旗本さんは全く楽しむことができなかったといいます。

見当違いの謝罪にさらに怒り

 帰宅後、旗本さんはせっかくの卒業旅行が台無しになってしまったことに怒りを覚え、NさんにLINEでその怒りをぶつけてしまいました。

「旅行中はイライラもしていたんですが悲しさのほうが勝っていて、帰宅して冷静になったらどんどん怒りが湧いてきてしまったんですよね。それで怒りに任せて結構きついことを言ってしまいました」

友情

 そんな怒りのLINEに対してNさんから来たのは「彼女がいないお前の前でごめんな」という見当違いの謝罪でした。それを見た旗本さんは、余計に怒りを覚えてしまいNさんを許せなくなってしまったのです。

「そこじゃないよ……という気持ちでしたね。そのLINE以来Nくんとは連絡を取るのをやめました。数年後に1度電話が来ましたがちょうど仕事で取れなくて、こちらから電話し直すこともしませんでした。あんなに仲良くしていたのに、今は何をしているかもわからないです。もう少しお互いに大人だったらこうはならなかったのかもしれませんね」

<TEXT/つる>

食べること、お酒、音楽、辛いものが大好き。30代になっても派手髪から抜け出せません。外に出るのはお酒が待っている時だけという姿勢を崩さず、今日も適当に生きています

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