現役東大生の22歳ホテルプロデューサー。才色兼備なその素顔とは?
京都の九条にある「HOTEL SHE, KYOTO」は、龍崎さんがプロデュースしたホテルのひとつ。客室数をあえて減らし、そのスペースでラウンジやシェアキッチンを充実させせたアートギャラリーのような造りが特徴です。
また、北海道の層雲峡のホテルをリノベーションした「HOTEL KUMOI」は、ビリヤード場やバーが併設され、若者に人気のシーシャ(水タバコ)を吸うスポットを設置したそうで、宿泊客のみならず、地元住民も利用する人気スポットになっているそうです。
彼女の提唱する「ソーシャルホテル」のコンセプトを実現し、宿泊客同士の交流を促すための設計だと言えるでしょう。
若くしてホテル業界のご意見番としての風格
さらに今年1月、海外の人気ユーチューバーの女性が「自身のアカウントで宣伝するので、無料で宿泊させて欲しい」と申し出たところ、オーナーが憤慨し炎上してしまうという事件がありました。
この出来事に対し、龍崎さんはTwitterで「あー、これはホテルあるあるだわ」と即座に反応。それ以降は、宿泊料を前払いしてもらい、投稿が確認できたら全額返金という対応を取っているそうです。
Twitterでも「コラボ自体は歓迎だけど、自分でPRで無料で泊めてって言っておきながら投稿しないのは詐欺。インフルエンサーとしての肩書きを振りかざすなら誇りを持って振舞ってほしい」と投稿。
さらに「念のため補足すると、このホテルオーナーのリアクションはちょっと過剰反応な印象はある」ともツイートし、ネットメディアでも取り上げられるなど、同業者などから賛同の声を多く得ました。
こうした歯に衣着せぬ物言い、業界のご意見番的な発言もファンから支持される一因かもしれません。
先行きの見えない現代だからこそ育まれた強かさ
冒頭で紹介した番組で彼女は、思ったら即実行、「欲しいものは自分で作る」というポリシーを語りました。
「自分が結婚するときのためにブライダルはやりたいし、託児所とか、保育園とか、そういう幼児教育とかもすごい面白いなと。将来的には作れたらいいなとめっちゃ思ってます」(『セブンルール』より)
退屈な家族旅行の思い出を発端に、直感的なアイデアを現実のものにして、ビジネスとして利益をあげていく――。この行動力には脱帽します。
ネットでも放送直後から「かっこいい」などの称賛の声が相次ぎました。
「とってもかっこよくて、刺激を受けた」
「自分の感性を信じて、夢を実現する姿に勇気をもらった」
「これからオリンピックで需要は伸びるだろうから、ますます活躍しそうだ」
自分の感性と直感を信じ、夢を実現させるために、努力を怠らない、彼女の今後の活躍に目が離せません。
<TEXT/湯浅肇>