既製品とオーダースーツ、結局どっちがいいのか。オシャレに着こなす技術
リモートワークでオシャレに着こなす
コロナ禍で進んだ“リモートワーク”。スーツには着替えなくても、あまり普段着過ぎてもいけないと、リモートの相手によってはジャケットスタイルを選ぶこともあるのではないでしょうか。
スーツのジャケットにTシャツやカットソーを合わせる方もいるかと思いますが「かっちり」したスーツを着くずすことは向いていません。上手に着崩すには、肩パットが入っていない柔らかいフォルムのジャケットを選びます。
また、ジャケットにスニーカーというスタイルも増えていますが、その際は裾がすっきりしたテーパードのパンツが、よりスタイリッシュでオシャレでしょう。
既製品とオーダースーツ、どっちがいい?
イレギュラー体型ではなく、スタイルの良い人は既製品からスタートし、会社で、ある程度上の立場になった時には、生地の柄や仕立ての良さなど、部下とは違った着こなしができるようオーダーにチャレンジしてみてはいかがでしょうか。オーダースーツは「高い」というイメージを持っている人もいるかと思いますが、最近ではオンラインで注文できるオーダースーツも増えています。金額はブランドによって異なりますが、セットアップで5万円台のものもあります。
はじめてオーダースーツを仕立てる人は、1着目は完璧なものではなく、試してみるという気持ちで、2着目、3着目に一番のお気に入りを仕立てることを目指すほうが良いです。1着目で仕立てるお店、デザインだけでなく身体に合うかどうかを確認します。
これは既製品にも言えますが、首から肩にかけての傾斜が自分の身体に合っていないと、肩や首だけに重心がかかり、疲れるスーツになります。また、ラペルと首の間の “襟みつ”の部分が身体と洋服の間に隙間があると、肩幅が合っていない、洋服が外に引っ張られている状態です。首から肩にかけてのしわや、胸の襟が浮いていたら、再度採寸したほうがよいでしょう。
イレギュラーな体型だからといって駄目だということはなく、例えば無理に足を長く見せようとしたり、体型を細く見せようとせず、ご自身の体型を活かした綺麗なシルエットをつくることが大切です。シルエットに拘る人は既製品のスーツを直すより、自分に合ったサイズでオーダーすることをおすすめします。
<TEXT/「アステッドコーキン」ブランドマネージャー 伊東貴典>