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変わる喫煙のルール。吸えない場所が増えても「喫煙店」が残る事情

それでも「喫煙店」が残る事情

バー タバコ

 大手チェーン店が全面禁煙に舵を切るなかで、小規模な個人店では、依然として(喫煙室でなく普通の席で)喫煙可能な店もある。新宿2丁目のBARで雇われ店長をしている男性は話す。

「ゴールデン街とか新宿2丁目のこじんまりとしたBARでは、今でも“喫煙可能”なところが多く残っています。2020年4月1日に施行された東京都受動喫煙防止条例では、『客席面積100平米以下』『資本金5000万円以下』『従業員がいない』など複数の条件を満たした店舗に限って、従来のやり方のままで運営できることになっています

東海道新幹線には喫煙ルームが

 鉄道の世界では、早くから禁煙化が進められてきた。1980年代に国鉄を相手取って闘われた「国鉄禁煙化運動」は、今日まで続く社会禁煙運動の先駆けだった。それ以前は「タバコの煙をよけての列車移動」自体が不可能だったのだから、タバコ嫌いにとっては残酷な時代だった。

 特急型の電車といえば、昔は座席に必ず灰皿が付いていたものだが、気がつけば「全席禁煙」が当たり前になってしまった。都市間を結ぶ旧「エル特急」の各列車で、喫煙席は全滅の状況にある。

 東海道・山陽新幹線の場合、座席は全席禁煙となったが、愛煙家の最後の砦として「喫煙ルーム」が残されている。現行のN700系(N700A/N700Sを含む)車両では、4両に1両の割合で喫煙ルームを設置。ビジネス層に使われる東海道・山陽新幹線らしい設備といえるだろう。

 九州新幹線の場合、N700系車両で運転される列車には喫煙ルームがあるが、九州島内発着列車によく使われる800系車両では喫煙できない。鹿児島中央駅から博多駅まで、各駅停車タイプの「つばめ」に乗ると2時間近い行程になるため、ヘビースモーカーにはつらいかもしれない。

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