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アマゾン「音声コンテンツ事業」の勝算。有料会員は昨年の2倍超に

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音声コンテンツの可能性を追求したい

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「音楽配信各社がポッドキャスト事業にも領域を拡大しているなかで、Audibleだからこそ聴けるもの、体験できるものを提供し、付加価値を高めていきたいです。最近はいろいろな企業や媒体の方から引き合いをいただくことがありますが、『音声ってこんなこともできるの?』と驚かれることも多く、まだまだポテンシャルを秘めていると思います。

 将来性はありつつも『こういうものであるべき』という概念自体、まだ確立されていないので、今後もさまざまなチャレンジを通して音声コンテンツ市場セグメントを盛り上げていければと考えています。また、国際企業であることの強みを生かして、日本のクリエイターが海外でも活躍するための新たな道筋として、世界に羽ばたくコンテンツを生んでいきたいです」

 音楽やラジオを聴くかのように、日常のライフスタイルにポッドキャストやオーディオブックを取り入れる人は、今後ますます増えてくるのかもしれない。

<取材・文・撮影/古田島大介>

1986年生まれ。立教大卒。ビジネス、旅行、イベント、カルチャーなど興味関心の湧く分野を中心に執筆活動を行う。社会のA面B面、メジャーからアンダーまで足を運び、現場で知ることを大切にしている

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