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「貸した漫画読んだ?」LINEでしつこく勧めてくる友人と一触即発になるまで

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しつこい「読んだ?」のLINEにうんざり

 Dさんから借りた漫画に目を通した青柳さんでしたが、やはりあまり好みではなく、それをLINEでDさんに伝えました。いつもの感じなら『わかった』程度で済むことだったのですが、Dさんからは『ここまでは読んで!』と、さらなる返事が来たのです。

「それも軽く流そうかと思っていたんですが、とにかくしつこくて。何回もここまでで良いから!って言ってくるんですよね。しかも、数日に1回『読んだ?』って確認のLINEまで送ってくるようになって……返信も面倒だし、そこまでしつこく言われると逆に読みたくなくなってきませんか?」

 今までになかったDさんの趣味の押し付けに、かなり戸惑いを感じていた青柳さん。頻繁な確認のLINEのせいもあり、だんだんとその漫画自体に嫌悪感を抱きはじめてしまっていたといいます。

漫画

 ただ、漫画自体に罪はないと分かっていた青柳さんは、完全にその漫画が嫌いになってしまう、そしてDさんのことを嫌いになってしまう前にDさんにしっかりと気持ちを伝えて、理解してもらおうと考えました。

自分の趣味を共有したかった

「しつこすぎて漫画が嫌になりそうっていうことと、趣味は押し付けるものじゃないだろってことを伝えたら、あいつも気づいたみたいです。不快な思いをさせて悪かったと謝ってくれて、モヤモヤしていた気持ちもなくなりました」

 思っていたことを伝えると素直に受け入れて謝ってくれたDさん。ここまでドハマリした漫画は初めてで、とにかく友人と共有したかったという思いから、しつこく勧めてしまったらしく、とても反省した様子だったといいます。

漫画

「あの後、実際に会ったときにも謝られて、僕らの関係が悪くなっていることはありません。そこまでDが熱くなるような漫画ならと思って、今は少しずつ読み進めていて、Dともその話ができるようになっています」

 趣味や好きなものは押し付けられるほど遠ざけたくなってしまうという人は少なくないはず。青柳さんもこの件で相手が興味のないことに自分の意見だけをぶつけて満足しないように気をつけようと、改めて意識するようになったそうです。

<TEXT/つる>

食べること、お酒、音楽、辛いものが大好き。30代になっても派手髪から抜け出せません。外に出るのはお酒が待っている時だけという姿勢を崩さず、今日も適当に生きています

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