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1万円以下で優秀なAmazon「Fireタブレット」シリーズ、プロが勧める1台

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Fireを買って最初にすべきこと

 購買意欲をそそられて「カートに入れる」をクリックしてしまった人のために、Fireを手にしてから最初にすべきことを解説しよう。まずはホーム画面で「設定」をタップし、「アプリと通知」→「Amazonアプリの設定」→「広告」と進む。ここで「ロック画面の広告」をオフにする。この操作を行えば、ロック画面にAmazonの広告が表示されなくなる

 プライバシーが気になる人は、「設定」→「セキュリティとプライバシー」に進み、「デバイス使用状況のデータ」もオフにしよう。その下の「アプリの使用状況データを収集」をオフにし、さらにその下、「広告ID」の「行動ターゲッティング広告」もオフにすれば、Amazonに送られる個人情報は最小限になる(ゼロにはならない)。

 ナビとして使う予定がないのなら、「位置情報サービス」もすべて無効にしてOKだ。ただし「radiko.jp」の初回起動時には、位置情報の提供が必要となる。

 Fireの難点のひとつとして、デフォルトの通知音が気持ち悪い点が挙がる。そもそも、動画や書籍を表示するための端末に通知は不要である。アプリの通知は、なるべくオフにしていったほうが快適だ。

Fireの「2台持ち」はアリ!?

Fire HD 10

アマゾン「Fireタブレット HD 10」 ¥15980

 ちなみに筆者は、枕元に動画鑑賞用のFire HD 10を置き、カバンには電子書籍用のFire HD 8を入れて持ち歩いている。コロナ禍の折、あまり頻繁に持ち歩けないのが悔しいところである。最初に買ったFire HD 10がショルダーバッグに収まらないのが不満で、セール価格のFire HD 8を買い増したのだが、結論から言えば、Fire HD 8が1台あれば十分であった。

 いくら安いからといって、2台も3台も要るようなものではない。Fire HD 10を3台買うよりも、iPadを1台買ったほうが役に立つのは間違いない。しかし、何と言っても“お安い”のがFireの魅力だ。もしもライフスタイルに合致するならば、試しに1台は持ってみるべき製品である。

<TEXT/ジャンヤー宇都>

「平成時代の子ども文化」全般を愛するフリーライター。単著に『多摩あるある』と『オタサーの姫 〜オタク過密時代の植生学〜』(ともにTOブックス)ほか雑誌・MOOKなどに執筆

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