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「野菜生活100」の疑問をカゴメに聞く。本当に必要な量を補える?

ビジネス

多様化する健康ニーズにあった商品展開

カゴメ

2月に発売した野菜生活100シリーズの新商品『野菜生活 Soy+(ソイプラス)』。大豆を丸ごと使用(※大豆のうす皮は除いています)した野菜飲料となっている

 時代の変化が早く、消費トレンドの移り変わりも目まぐるしい中、今後どういった商品開発をしていく予定なのか。中津隈氏は「家族全員でも一緒に飲めるおいしい野菜ジュースを目指すこと」を前提に、こう語った。

多様化するライフスタイルや健康需要に応じた野菜飲料を作り、家族全員の健康を応援したいです。親子で楽しめる『野菜生活100』の美味しさの追求はもちろんですが、例えばお母さんが喜ぶような栄養素を取り入れた美容サポート商品だったり、おじいちゃん・おばあちゃんが嬉しい、少ない量でも栄養バランスがしっかりとれる栄養を凝縮した野菜飲料だったりと、野菜飲料に求める生活者のニーズを汲み取りながら新商品を世に出していきたいですね」

 青汁や野菜ジュース、グリーンスムージーなど野菜不足を補う手段がさまざまある中、自分に合うものを選んで定期的に飲む習慣をつけるといいのかもしれない。2025年までに「トマトの会社」から「野菜の会社に」なることを掲げたカゴメ。同社の出す野菜飲料の今後に注目したい。

<取材・文/古田島大介>

1986年生まれ。立教大卒。ビジネス、旅行、イベント、カルチャーなど興味関心の湧く分野を中心に執筆活動を行う。社会のA面B面、メジャーからアンダーまで足を運び、現場で知ることを大切にしている

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