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芸能人の相次ぐ独立。ローラ、神田うの…なぜ同じ日に事務所を辞めるのか

暮らし

事務所の圧力が報じられるようになり…

落ち込む女性

 大手プロから独立したタレントが、これまで複数のレギュラー番組を持っていたのに、突然テレビから姿を消してしまう。これも決して珍しい話ではありませんね。

「ウチの事務所も以前までは、いわゆる“圧力”とされる行動をしてきました。テレビや雑誌に『取り上げるな』と注文を付けたり、コンサート会場に『出禁にしろ』と指示を出したり。

 この効果は絶大なもので、結果、独立後に芸能界から完全に姿を消してしまった者も多くいます。ただ、近頃は事務所サイドの圧力まで、ネットニュースでも大々的に報じられるようになっていて、結果的にその方が事務所のダメージが大きくなってしまう。

 そのため、目に見える圧力を行使するような事務所も、近年ではほとんどなくなってきました。これも『独立が相次いでいる』大きな原因と言えるでしょう」(同大手プロ幹部)

独立を制限する厳しいルールが

 なぜ事務所サイドが圧力を掛けるのかといえば、「それは芸能界の自浄作用を守るため」(同大手プロ幹部)と言います。

「簡単に独立を許してしまえば、ほとんどのタレントがフリーになってしまい、結果的に事務所がつぶれてしまいます。事務所の規模ややり方にもよるでしょうが、ひとりのタレントをまともに育てるには、1年で数百万〜1000万程度の費用がかかってしまう。そのため、安易な独立を防ぐべく、『事務所移籍や独立後は、一定期間の芸能活動を禁止する』というルールがあったんです。これも現在は、ほぼすべての事務所が撤廃してしますが」

 さて、ここからはタレントサイドの話を聞いてみることにしましょう。ここまでは“事務所目線”を紹介しましたが、タレントとしても事務所サイドのこういった意向や事情は、十二分に理解しているようです。

「それでも私が独立しようと思ったのは、他の所属タレントと比べて『自分はキチンとマネジメントされていない』と感じたからです。マネージャーにLINEをしてもなかなか返事がこないし、新しい仕事はオファーがきたものを片っ端から受けているだけ。

 これなら、自分1人でやってしまった方がいいなと。タイムロスはなくなるし、何よりギャラがすべて自分に入るわけですから」(元大手プロ所属の女性アイドル、以下同)

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