超一流企業でも5%超の高配当!コロナ禍こそ株投資するべき理由
株式投資とはお金の経済活動への参加
――30代以下の読者はやはり高利回りという言葉に飢えているんですね。
武田:本書の冒頭で登場する楽天証券経済研究所の山崎元さんも「(株式投資の本質は)株を売ったり買ったりして、もうけること」というより「あなたのお金を、投資する会社を通じて経済に参加させて働かせること」と言っています。
あなたのお金を元手に、会社が経済活動して得た利益の一部が、めぐりめぐって株主配当の形で戻ってくるという意味では、株主配当は株主投資を始めるきっかけのひとつになると思いますね。
――確かに株式投資は資産形成のためにも避けて通れない道ですね。
武田:しかも配当利回りが5%を超えているのは、ENEOSホールディングスや住友商事、ソフトバンク(携帯会社のほう)、みずほフィナンシャルグループといった超一流企業ばかりです。
むろん、高配当株だけでなく「株主優待株」に関する記事もトウシルの人気記事ランキングの上位です。テレビで優待名人・桐谷広人さんが紹介されて一躍、有名になりましたが、個人投資家の間では非常に人気のあるジャンルです。
優待株というと女性投資家に人気と思いがちですが、100株・約20万円の投資で半年ごとに300円の食事券を10枚もくれる吉野家HDや、おしゃれなカフェ系や居酒屋系の優待株は、ぜひ男性投資家にも興味を持ってもらいたいですね。
毎月100円からの投信積立もある!
――コロナショックで割安な株価で超優良企業の株にも投資できてしまう時期です。かといって株を買うにはまとまったお金が必要。どこから始めればいいんでしょう?
武田:トウシルでのもうひとつの人気記事は5万円、10万円という少額資金で投資ができる株の紹介記事です。最近はほぼすべての株が、最低株数100株から投資できるようになったので、株価1000円以下の株なら10万円以下の少額資金からでも始められます。
また、個別の株を選ぶ自信がなければ、日経平均株価やTOPIX(東証株価指数)、米国のS&P 500やNYダウなど、株式相場全体の動向を示す株価指数に連動したインデックスファンドへの投資もいいでしょう。毎月の積立投資なら月々100円から始められます。
iDeCo、つみたてNISAといった投資額が非課税になる制度などを使うと、さらにお得に投資できますよ。「お金と投資をもっと身近に」というのがトウシルのテーマなんですが、まずは5000円、1万円の積立でもいいので、投資を始めてみてほしいですね。
<TEXT/楽天証券「トウシル」編集チーム>
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