新型コロナはウォシュレットでも感染する?医師が勧める3つの対策
東京都内では4日連続で感染者数が200人を超えるなど、首都圏を中心に再び流行の兆しを見せている新型コロナウイルス。「ウィズコロナ」「新しい生活様式」などと言われていますが、個人ができる細かな感染対策は、これからも継続する必要があるでしょう。
今回は『感染症専門医が普段やっている 感染症自衛マニュアル』(SBクリエイティブ)の著者であり、KARADA内科クリニックの佐藤昭裕院長が「レストランなどへの外出時」に焦点をあて、感染対策を3つ解説します(以下、佐藤院長の寄稿)。
1. レストランでは“斜め向かい”に座る
マスクをつけたままでは、食べたり飲んだりできないため、飲食をともなう会合では、どうしても、マスクなしの無防備な状態で人と話すことになります。
その対策として「横並びに座ること」を推奨する人もいますが、心理的に誰もいない真正面に向かって話し続けるのは困難でしょう。そこで相手に顔を向けてしまうと、テーブルを挟んで向かい合うよりも近くで発話することになり、逆効果です。
さらに、たとえマスクをして正面を向いていても、横並びだと、マスクのわきから飛沫が飛ぶ可能性もあります。
私がおすすめしたいのは、「斜め向かいに座ること」です。これならば、相手を視界にとらえつつも、真正面では発話しないため、飛沫感染のリスクを低減することができます。
カウンター席など、どうしても横並びになる場合は、間をあけて座るか、あまり話さないなどの配慮をするとよいと思います。飛沫対策として、席ごとにビニールの仕切りをつけるお店も出てきています。
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