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株主優待YouTuberが選ぶ、コロナに負けない外食銘柄3選

コラム

2:競合と比べて高い収益性が魅力

▼トリドールホールディングス(東1・3397)
【株価】1,275
【単元株数】100株
【最低購入金額】12万7500円
【権利確定月】3月末・9月末

 この社名を聞いてピンと来た方は立派な優待投資家だと思います! うどんで有名な「丸亀製麺」を展開する企業です。

 トリドールの丸亀製麺は収益性の高さでも知られています。丸亀のセグメントだけで見ると利益率は14.4%(20年3月期)と、これは競合の吉野家ホールディングスが展開する、「はなまるうどん」(2020年2月期は4%)を大きく凌駕する数字です。

 丸亀製麺の強みは、高くても売れる商品設計をしている所です。全ての店舗に製麺機を置き、小麦粉は国産で統一するなど付加価値を高めることで、原価率を抑えつつも高く売れる商品を提供しています。

 また、業績予想の開示を見送る企業が多い中で同社は21年3月期の予想を開示し、配当金を前期の実績を維持することを、早々に発表している点も投資家にとっては好感が持てます。

トリドール

引用元:トリドール HD 2020年3月期決算説明資料より

 株主優待については100株で年間6000円分の割引券がもらえます。100円券で合計60枚届くので使うのがなかなか大変なところも優待投資家としては愛着が湧くところです。

選んだポイント:先行き不透明の中、業績を開示する企業の姿勢。付加価値の高い商品で差別化ができている強さがあること。

3:株主優待拡充で人気化した餃子銘柄

▼NATTY SWANKY(マザーズ・7674)
【株価】3,310
【単元株数】100株
【最低購入金額】33万1000円
【権利確定月】6月末・12月末

 社名を聞いただけだと、可愛らしい会社をイメージしますよね。こちらの企業は餃子酒場「ダンダダン酒場」を経営しています。出店数がまだ少ないため、全国に出店余地があり成長性が見込めます。

NATY SWANKY

引用元:NATY SWANKY 2020年6月期第2四半期決算説明資料

「餃子は日本の国民食」と言っても過言ではないくらいポピュラーな食品なので成長余地にも期待が持てます。

 この企業に興味を惹かれた点が、「株主優待の大幅拡充」です。同社は2020年5月15日に株主優待の拡充を発表していて、従来、年1回の合計3000円相当だった優待を、年2回の合計2万円分のお食事券に変更するというスーパー大盤振る舞いです。

NATY SWANKY

引用元:NATY SWANKY株主優待拡充のお知らせより(2020年5月15日発表)

 金額にするとおよそ、6.6倍に拡充!! さすがにこれは興奮しました。拡充発表後の株価は個人投資家の買いを集め、ストップ高を達成。その後も株価は好調です。ただ「いきなり株主優待を6倍にして、コスト負担は本当に大丈夫なの?」って思いますよね。

 正直、僕も思いました。しかし、現在の大株主構成などを見る限りは大きな負担とはならないようです。そのあたりの内容については、YouTube動画で解説してますので宜しければご覧ください!

選んだポイント:全国に出店余地があり成長性への期待。優待の拡充も含めて、株価対策が上手い企業だと感じたから。

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