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元上司から届いた「助けて!」ブラック企業からのLINEに呆れた訳

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形勢逆転して泣きついてきた

 何度も何度もLINEで「仕事を手伝え」と言うAさんでしたが、ついに高圧的な態度ではだめだと気づいたのか、今までのことを謝罪し、泣きつくような言葉でお願いをしてくるようになりました。

LINE

「いつまでも僕を下だと思われているのは嫌だったんです。だから、Aさんが自分の非を認めるのを待ちました。待って待ってようやく謝ってくれたので、僕はあの頃の恨みや不満をすべてぶつけてAさんをブロックしました」

 小林さんは、Aさんに自分が犯した過ちや小林さんの苦しみをわかってほしかったのです。それがかなった上で、自分の言葉で思いをぶつけ、その後にブロックをしようと決めていました。

過去にとらわれない

LINE

 その後小林さんは前の会社に関わるすべてのSNS人のや電話番号、メールをブロックし、ようやく心のモヤモヤを取り除くことができたのです。

「もちろん今でも夢に出てきたりフラッシュバックしたりすることはあります。でも、最後にAさんへ自分の言葉で気持ちを伝えていなかったら、もっとモヤモヤしていたと思います。いつかあの頃のことを笑い話として周囲に話せるくらいになればいいななんて思っています」

 今の会社では上司や同僚との関係も良好で、今まで経験したことがないほど毎日が充実しているという小林さん。思い切って会社を辞めたこと、そして勇気を出して不満をぶつけたこと、その決断ができた自分を褒めてあげることにしているそうです。

<TEXT/つる>

食べること、お酒、音楽、辛いものが大好き。30代になっても派手髪から抜け出せません。外に出るのはお酒が待っている時だけという姿勢を崩さず、今日も適当に生きています

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