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素足でのテレワークが失敗する訳。気分のメリハリは下半身で付ける

暮らし

明るいジャケットで顔を明るく

 ジャケット着用は基本形ですが、その合わせ方が重要です。たとえば、ノーネクタイを想定したボタンダウンシャツを合わせてみることも工夫のひとつです。

 また、襟がないカットソーをジャケットに合わせるスタイルも画面に映えます。オフィスとは異なる自宅という背景に程よく合うからです。ただし、肌の露出が多いVネックは避け、クルーネックを選びましょう。

 ZOOMのフィルター機能を使えば、オンライン会議の場でも顔を明るく見せることができます。そして明るいジャケットを着ることで、さらに顔を明るく見せられます。

森井さん

ZOOMのフィルター機能を使用した筆者

 定番の紺・黒のジャケットでは、モニターに映る顔周りが暗く見えがちです。そのためライトグレーやベージュなど、普段オフィスでは選ばないような明るめジャケットを着るだけで画面映えします。

選択肢を「増やす」価値観を

 一方、自宅でジャケットを着ることに抵抗がある方は、シャツにベストというスタイルも良いでしょう。シャツ単体では寂しい印象となりますが、ベストを着ることでコーディネートしている印象を演出できるからです。

 昨今のコロナ渦によって、あらゆる分野で今までの常識が変わっていくと言われています。ビジネスファッションの多様化もさらに進んでいくのではないでしょうか。私個人としてはスニーカー通勤にチャレンジするビジネスマンも増えると予測しています。

 もちろん、スーツがなくなる訳ではありません。ビジネスファッションを「変える」というより、選択肢を「増やす」という価値観が大切だと思います。

<TEXT/森井良行>

株式会社エレガントカジュアル代表取締役。’79年 千葉県出身。のべ4600人を超えるビジネスマンの買い物に同行する服のコンサルタント。公式サイト「エレカジ」、著書『真似するだけで印象が劇的によくなる 38歳からのビジネスコーデ図鑑』が発売中。YouTubeは「モテるファッションちゃんねる
Twitter:@elegant_casual

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