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本日開催「Amazonタイムセール」の目玉商品は?無名メーカーには要注意

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いったい何を狙えばいいのか

アマゾン

ページ上部に表示される「タイムセール」のリンクをクリックすることで、開催中のタイムセール商品を一覧することができる。気になる商品は「ウォッチする」をクリックすることでリストに追加して管理可能

 ひっくり返すようなことを言うようだが、「必要なときに、必要なものを、必要なだけ」買えるのがeコマースの強みである。タイムセールに飛びつく前に、「本当にこれ要る?」とよく考えてみよう(考えている間に売り切れになってしまうかもしれないが)。

 また、タイムセール対象商品の新モデルがあるかもしれないし、タイムセールと関係なく安価な別の商品があるかもしれない。特にガジェットやPC周辺機器では、そういうことがよくある。購入前にチェックする癖を付けておくと、何かと役立つはずだ。

“複数買い”するにあたっては、「何が消耗品か」というのも大きな問題である。PC周辺機器の場合には、スクロールホイールが故障しやすいマウスが一番の消耗品だろうか。

 日常生活に必要なミネラルウォーターや洗剤などは、Amazonのタイムセールで買ったからといって、地元のドラッグストアと比べてもさほど安くならない。「安さ」だけを追求するなら、Amazonのタイムセールで買うことにこだわる必要はない。

無名メーカーの端末には気をつけよう

 コモディティ化が進んだ商品(=どの会社が作っても大差ないような商品)の場合、タイムセールにこだわらず、ノーブランド品を買ったほうがいい。スタンダードなUSBケーブルを買うのなら、マーケットプレイスが出品しているノーブランド品のほうが安いので、タイムセールを狙う必要は特にない。

 しかし、メーカーごとの性能の差が激しい品を求める場合、タイムセールを狙うのは有効だ。たとえばデジタル一眼レフカメラがそうだ。あるいはアクションカメラやドローン、PC用のディスプレイなども、メーカーを基準に商品を選ぶことが多いかと思うが、そういった品はタイムセールの注目株である。

 また、見た目が気に入ったファッションアイテムがタイムセールで安売りされている場合も、ありがたく活用させてもらおう。逆に、タイムセールだからといって、無名メーカーのタブレット・ノートPCに飛びつくのは要注意である。タッチパネルの感度やキーボードの設計など、スペック表に掲載されていない問題が多いのだ。

 もちろん、そういうリスクを受け入れた上で買い求めるのは悪いことではない。しかしeコマースでは「実物をチェックする」ことはできないので、よく考えて購入しよう。「安物買いの銭失い」にならないように……。

<TEXT/ジャンヤー宇都>

「平成時代の子ども文化」全般を愛するフリーライター。単著に『多摩あるある』と『オタサーの姫 〜オタク過密時代の植生学〜』(ともにTOブックス)ほか雑誌・MOOKなどに執筆

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