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「好きを仕事に」の呪いを解こう。知るべきは情熱の持ち方<鈴木祐×ときど対談>

学び

2人が考える「キャリア選択のヒント」

ときど×鈴木祐

鈴木:それはそうとう純度の高い人たちでしょうね。eスポーツがどんどん広まって敷居が低くなっていくと下心のある人たちも参入してきそうですね。「モテたい」という動機の人とか。それはそれで強くなれそう(笑)。

ときど:裾野が広がるのは良いことだと思っています(笑)。多様性が生まれるので。

――前編インタビュー含め「仲間」「投入リソース」「報酬の与え方(前進感)」「貢献意識」がモチベーションアップに役立つことがよくわかりました。とはいえ、仕事に必ず情熱を持つ必要はなく、人生のどこかに見つけることが仕事にもプラスになるということでしたね。では最後に、キャリア選択のヒントとして、お二人から読者へのメッセージをお願いします。

ときど:人は変わるものだと思います。向いていないと思ったらすぐやめて他に行ってみるのもそんなに悪いことじゃないと思いますよ。特に今はそういう時代とも言われていますし。

鈴木:いろいろなところを渡り歩くのは悪いことのように言われていますが、実は最終的に成功しやすいというデータもあります。ランダム性が生まれますし、経験値も上がりますから。

「仮説検証」の繰り返しができるかどうか

鈴木祐

――それは、最初から情熱を求めた結果、「これは情熱を持てる仕事じゃなかった!」とすぐ投げ出してしまうこととはまた別なのでしょうか。

鈴木:そうですね。大事なのは「仮説検証」の繰り返しができるかどうかなんです。「このやり方でうまくいくか」とか、もっともらしい仮説を立て、実際に行動して検証してみる。

 それは今の職場でもできるし、違う場所でもできる。辞めるか辞めないかの二択の話じゃなく、どれだけ自分なりの仮説の精度を高めていけるかなんです。

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