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「レンタルなんもしない人」が語る、働かずに価値を生む稼ぎ方

学び

レンタル氏が示す新たな稼ぎ方

 有料化したことで、収益はどれほどになったのだろうか?

「それまでメディアに取り上げられると一日50件くらい依頼のダイレクトメールが来ていたんですが、今は一日10件くらいに落ち着きました。日によって差はありますが、大体一日3~4件くらいのペースで稼働しているので、収入は×1万円です。

 サービス自体なんのストレスもないので、ほっといたら詰め込みすぎてしまうくらい。でも月2~3日は休みをとって家族と過ごす時間をつくったり、家庭にもしっかりお金を入れています」

 どうやら同年代のサラリーマン以上に稼いでいるようで、なかなか好調のよう。最後に、自分をお金に換えるためのコツを聞いた。

「繰り返しになりますが、アドバイスはできません」

……なるほど、なんとも“らしい”答えだ。レンタルなんもしない人氏が示す新たな稼ぎ方こそ、令和時代の象徴と言えるかもしれない。

▼レンタルなんもしない人が1万円で売ったもの
・仕事をサボらないようにただ横で見守ってほしい
・女性一人だと行きづらい新宿二丁目に同行してほしい
・なにも隠しごとをしないで済む人と会話をしたい

【レンタルなんもしない人】
既婚者で1児の父。「なんもしないこと」を前提に自分を全国各地に派遣する“レンタルなんもしない人”サービスを展開中。twitter:(@morimotoshoji)。著書に『〈レンタルなんもしない人〉というサービスをはじめます』(河出書房新社刊)など

― 特集・働かずに稼ぐ! ―

<取材・文/週刊SPA!編集部>

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