就活・転職の面接でダメになる人に伝えたい、面接官の意図
面接で失敗したときの「奥の手」
面接を会話と同じスタンスでやったほうがいいといっても、面接慣れしていないと緊張してしまうのは当然です。想定外の質問に頭が真っ白になったり、なかなか答えが出せずに沈黙の時間が流れることは「面接あるある」のひとつです。
そういった場合の対処法も説明しておきます。対処法は至ってシンプルで、「緊張していることを相手に伝え、仕切り直しをさせてもらう」ということです。無理に緊張を隠そうとすると、余計に緊張してしまいます。素直に自分のいまの精神状態を相手に話してしまいましょう。
厳しい言い方になりますが、面接では自分の実力以上のものは出ません。面接でひどく緊張する人は、変に飾らず、ありのままの自分で勝負してみましょう。
あと、これは面接がまったくうまくいかなかったときの奥手ですが、最後の逆質問の際に自分の「面接評価」を直接聞くことです。自分でも面接に失敗したと思っていると、家に帰ってからも悪い結果を引きずってしまいます
面接評価を嫌味なく聞くには?
そうであれば、面接の場で直接評価を聞いてしまいましょう。合否までは言ってくれないでしょうが、改善点だけでももらえれば、次の面接につなげることができます。
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【例】面接の最後に評価を聞く
「今日は貴重な面接の時間をいただき、ありがとうございました。緊張しすぎてしまい、うまく自分をアピールできなかったことは、自分でもよくわかっています。もし、可能であれば面接のフィードバックをもらえないでしょうか? 次の面接までには対処して、自分のことをアピールできるように準備したいので、お願いします」
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こんなふうにフィードバックを求められたら、そうそう断る面接官はいないでしょう。1回1回の面接をいかに次につなげるかが大切です。変に気を使う必要はありません。不合格であれば、その面接官とは二度と会うこともないのですから。
<TEXT/川畑翔太郎>