就活・転職の面接でダメになる人に伝えたい、面接官の意図
求職者は面接を過剰に意識しすぎてる
長年就業サポートをしていると、求職者は面接を過剰に意識しすぎている、と感じています。面接だからこうしないといけない、あれをしてはダメだ、これをしたらダメだといったように、いつもと違う自分を出そうと必死です。
ビジネスマナーや敬語を重要視している人がいますが、CA(キャビンアテンダント)やホテルの接客といったマナーが重視される職種の面接を除けば、あまり重要ではありません。
当然、面接は自社に必要な人材を採用するために行っています。募集ポジションに適性があって、すぐに辞めずに成果を上げることができ、投資コスト(採用費用、教育費用、給与)に見合う、あるいはそれ以上のリターンのある人材を採用することが目的です。
端的に言えば、面接官が知りたいことに適切に答えること、それに尽きます。ビジネスマナーや敬語を身につけるのは会社に入ってからでも遅くはありません。ビジネスマナーや敬語を意識するあまり聞いたことにまともに答えられない、コミュニケーションが取りづらいと思われるようでは、面接で高評価を得ることは難しいでしょう。
力を出し切れない人に向けたアドバイス
面接での優先順位は、
① スムーズにコミュニケーションが取れる
↓
② ビジネスマナー、敬語
です。
面接だからといって変に構えてしまい、自分の力を出し切れそうもなさそうだと感じる人には、次のようなアドバイスをしています。
・「面接」とは考えずに、ちょっと目上の人と「会話」するスタンスで臨む
・敬語は無理に話さずに、「ていねいに話せばいい」程度でちょうどいい
・印象をよくするために笑顔を意識する(鏡で練習)
・面接直前に好きな歌や好きな動画を視聴し、自分のテンションをあげる
シンプルなようですが、集中して話さないといけないときに、あれはダメ、これはダメと注意散漫になるようでは、面接はうまくいきません。