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日雇い派遣バイトの「勝手すぎる行動」音信不通、ドタキャンにア然

学び

「日給1万円未満の仕事を紹介しないで!」

 最後は女子高生のNさん。日払いバイトが人生初の仕事だというNさんは、給料に誰よりも強いこだわりを見せていたそうです。

「Nさんは登録に来た段階で『日給1万円以上』を希望していました。よほど長時間残業しなければ、検品やピッキングの仕事で日給1万円の仕事なんてありません。しかも、高校生でもできる仕事はただでさえ数が少ないのに、その中から日給1万円の仕事を紹介するなんて100%無理なんです。なので、登録に来た段階で『Nさんには仕事を紹介しないだろう』と思っていました」

 その後、宮本さんからNさんに連絡をすることはありませんでしたが、しばらくしてNさんから電話で「早く日給1万円以上の仕事を紹介してください!」と催促が。

「高校生でもできる案件を探しながら『日給〇千円の仕事ならご紹介できます』と打診してみたところ『日給1万円未満の仕事はできません』と拒まれてしまいました。うちの派遣会社で日給1万円を上回る仕事はないという事情を説明すると『じゃあやめます』と」

遅刻・ドタキャン癖のAさんとNさんは…

日雇い

 高い給料を求めた結果、1度も働くことなく辞めてしまったNさん。本末転倒と言わざるを得ません。

「やめてもらえてよかったと思います。日給1万円を稼ぐのにどれだけ働いたらいいのか、計算ができていなかったのでしょうね。まだ高校生だったから仕方がないのかな」

 今では社会人になっているかもしれないAさん、Nさんは遅刻・ドタキャン癖がどれだけ迷惑をかけ、日給1万円を稼ぐことがどれだけ大変かを学んでいるかもしれません。

特集・イラッとしたビジネスメール/電話

<取材・文/林加奈 イラスト/カツオ(@TAMATAMA_GOLDEN)>

子育て中のママライターです。大学卒業後、通信関連会社、広告代理店等を経て結婚後にフリーランスのライターに転身。法律、子育て、キャリア、就活など、さまざまなジャンルの記事を執筆しています
Twitter:@emma_webwriter

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