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渋野日向子で注目の駄菓子「タラタラしてんじゃね~よ」。999個発注したコンビニ店長を直撃

暮らし

相次ぐ高額転売。定価の4倍で販売する人も

タラタラスティック

ネット上では高額転売まで

 一方で、こういった話題になった商品には必ず現れるのが“転売屋”。同商品にも、報道の直後から専売の転売屋が現れた。

 現時点(8月22日)で、ネットオークション上では同一商品が10個入り1980円で、Amazon上では最安値が400円で取引されている。なんと定価の4倍だ。

 とはいえ、同商品の品薄は夏場の繁忙期と渋野選手の優勝が重なった一時的なもの。よっちゃん食品工業によると、「あと1か月程度で品薄は解消する」とのことなので、高値で購入するのは控えたほうがよさそうだ。

 このように、異常な程の過熱ぶりを見せた“タラタラブーム”。しかしブームはそろそろ終焉に差し掛かりそうな気配もあるとか……。

渋野選手はつかれ気味? ブーム終焉のきざしも……。

 渋野選手は8月16日、「女子ゴルフ・NEC軽井沢72・第1日」に参加。なんと、そのプレイ中に食べていたのが「タラタラしてんじゃね~よ」ではなく「ハイチュウ」だったのだ。

 報道陣が驚きの声を漏らす中、渋野選手は「あれだけ取り上げられると、食べづらいじゃないですか」と少々疲れ気味。“もぐもぐタイム”に同商品を食べていたのも、プレイ中のストレス解消の意味合いが強かっただけに無理もないだろう。

 実は試合中の“もぐもぐタイム”(疲労回復のために栄養補給を行う時間)に絡んだお菓子の流行はこれが初めてではない。かつては、カーリング女子日本代表チーム「ロコ・ソラーレ北見」が「赤いサイロ」(北海道限定のチーズケーキ)を食べていたことが話題になっている。

 こういった流れから、いつの間にか「スポーツ中継の定番コーナー」のごとく、注目されるようになってしまった、もぐもぐタイム。渋野選手が人の目を気にせずに、おやつを食べられるときは来るのだろうか。

<TEXT/モチヅキサトシ>

bizSPA!取材班のライター。音楽と鉄道と銭湯が好き

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