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お見合い5秒で「ない」と思った“イタすぎ男”。100回お見合いした私が思う

コラム

婚活もビジネスも同じ「マーケット需要」

栄藤仁美

栄藤仁美

 とはいえ、アラサーの婚活が男女ともに不利なのは間違いありません。なぜなら、20代のような若さはなくなるため、マーケット需要がグッと狭まるからです。

 たとえば、30代向けの高級志向品として売ろうというものを、ティーンのスター「にこるん」がコマーシャルしたならブランディング失敗です。イメージと実物に食い違いがあれば、どんなによい商品でも売れません。自分がどうしてそのマーケットにいるのか、どう自分を売りたいのかのバランスを考える必要があります。

 購買意欲をそそられるのは、コマーシャル(自己PR)がささり、パッケージ(見た目)がよく、使って生活(結婚生活)がゆたかになるものです。見た目や思いやりというのは、相手の求める「見た目」や「思いやり」の要素が少なからず含まれています。

最低限の清潔感が「ブスの七難」を隠した

 出会いの場に足を運ぶのであれば、ある程度、自分のブランディングが確立されていながら、相手にとって需要がある自分かどうかが重要です。婚活は相手の時間も奪うわけですから、自分を売り込む「見た目」を意識するのは、最低限のマナーと言えるでしょう。

 ブスな私が結婚できたのも、最低限の清潔感があったからです。肌が白く美しいこと、歯並びが最低限綺麗だったことが、「ブスの七難」を隠してくれたといっても過言ではないでしょう。この点は、両親に感謝しかありません。

 また、バーキンなど高級ブランドを手に婚活しなかったのも勝因だったと思います。どんなシーンでも、人が最初に感じるのはどうしても視覚。まずは、最初の関門をクリアして、婚活の成功率を高めていきましょう。

<TEXT/栄藤仁美 構成/鈴木旭>

1989年、京都生まれ。コンテンツプロデューサー、「ミスiD 2017」安藤美冬賞受賞。京都の花街で、老舗お茶屋の跡取りとして生まれるも、舞妓になる道を絶たれ、起業。17歳で3000万円の借金を背負うが数年で完済。現在は飲食業を経営する傍ら、さまざまなコンテンツのプロデュースを行う。女子SPA!でも「微魔女」について連載中

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