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ネットで有名人をムダに叩く「バカの正体」元暴力団俳優が語る

コラム

ネットで叩かれる「正義の名の下に叩けるもの」

――関係ないですけど、20年近く抱かれたくな男ナンバーワンだったのに、人気者になったお笑い芸人の出川哲朗さん。彼も「俺の隣で笑いとったヤツにいつも“ジェラ”してる」って言ってました。

或布:ハハッ、出川哲朗さんってすごいですよね。それで第3の法則が「正義の名の下に叩けるもの」です。これはもう鉄板化してきてるというか、是々非々の議論すら許さずにネットリンチにかけられちゃう最悪のパターン。

 そういうバカたちの錦の御旗になっているのが「自己に都合よく解釈した正義心」なんです。批判対象に何らかの非があったにせよ、絶対悪に仕立てられてしまった側は素性もわからないネット弁慶の集団から、一方的で独善的な罵詈雑言に晒されてしまう。まあこんなアホらしいことありません。

 海外では「ソーシャル・ジャスティス・ウォーリアー」と言って、ネット上で正義の名の元に叩いてくる連中のことを、侮蔑的にそう呼称しているそうです。つまり、この3つの法則が重なり合った円の中心に近い人に対し、ネットのバカたちは集中砲火を浴びせる傾向が高いんです。

人間なんてしょせんは悪意の塊

或布理萬

NHKスペシャルでも披露された或布氏の和彫りの刺青

――或布さんは、SNSで文句を言ってきた連中にはどう対応してるんですか?

或布:僕は基本的にブロックしちゃいます。いちいちそんなヤツらを相手にするなんて面倒臭いだけですから。それでもアカウントを変えてやって来る粘着バカもいますけどね(笑)。そこまでして僕に文句があるなら、直接言いに来たほうが早いけどな。実際に尋ねてきてくれるなら、いくらでも話を聞いてあげます。

 これは僕の持論なんですけど、人間なんてしょせんは悪意の塊でしかない。だから人間嫌いを公言している人がたまにいるじゃないですか。僕もそのうちの一人なんで、彼らの気持ちはよくわかります。逆に動物はピュアで意地悪さがないから大好き。自分の飼ってるペットの世話をしたり、遊んでいる時は、日常のストレスから解き放たれるというか、楽しくてしょうがないです。

クサガメのペニスが切断されちゃった

――そうなんですね。ちなみにペットは何を飼っているんですか?

或布:クサガメ2匹に、猫が3匹、それとオカメインコを1匹飼ってます。つい先日ですが、すごくショックなことがありました。クサガメのコウキくんが、なぜか自分でペニスを掻きむしって傷だらけになっちゃったから、近くの動物病院に連れて行ったら、僕が思っている以上に重症だったみたいで。診断の結果、ペニスを切断されちゃいました……。

――えーっ! それは可哀想ですね。というか、飼っている動物の種類が可愛らしい(笑)。僕はてっきり闘犬でもやってるのかと思いましたよ。

或布:いやいや、僕はあういうのダメ。実は生体販売もあんまり好きではありません。だから、今飼育している動物たちも、僕が里親になって動物愛護センターから譲り受けた動物たちなんです。一生懸命生きてる彼らには、遊び心はあっても人間的な邪心は1ミリもないですから。

 今もSNSで他人を執拗に叩いている哀れなヤツらには、うちのコウキの糞でも煎じて飲ませてあげて、その邪な心を取り払ってあげたいな。

<取材・文/永田明輝 撮影/スギゾー。>

関西でよく売れていた某実話誌の編集を経てフリーライター化。愛好するジャンルは裏社会・心霊オカルト陰謀論・フィギュアおもちゃなど

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