手取り20万円以下でお金を貯めるには?見直したい「3つの支出」
減らしておきたい固定費「通信費」「水道光熱費」
② 通信費
次に、通信費です。今やほとんどの人が持っているスマホ。新しい機種が出れば、ついそれに乗り換えたくなります。しかし、大手の通信会社であれば、下手をしたら毎月1万円以上の携帯代がかかることもあるでしょう。
そこで検討してほしいのが、格安スマホです。最新機種はなかなか対応していませんが、分割料金も込みで月額5000円もしないくらいです。元々持っているスマホに、回線だけ格安にするとしたら、月額2000円もかからないことがほとんど。その分、インターネットの通信量が少なかったりもしますが、私たち世代がよく使うSNSやYouTubeなどには通信量がカウントされず、無制限で使えるという会社もあります。
社用携帯があったり、電話もLINEやSkypeを使って、ほとんど使わないのであれば、月の携帯料金が半額以下になるというのは、かなりの経費削減になります。
③ 水道光熱費
そして、3つ目は、水道光熱費です。水道光熱費は、最初から定番のところを何も考えず選びがちなのですが、電気は2016年、ガスは2017年からいろいろな会社を選択できるようになりました。会社や利用状況によって異なりますが、プランを見直すことで毎月1万円前後の節約になることもあります。
Tポイントや楽天ポイントのような普段使えるポイントが貯まったり、電気とガス、携帯料金とのセットでさらに安くなるなど、他のものと関連してお得になるような会社もあります。インターネットで、住んでいる場所や毎月の料金、生活リズムなどで料金シミュレーションができるので、ぜひ一度やってみてください。
誰でも大きな金額を削ることができる固定費はこの3つ。きちんと検討したら、年間10万円程度の経費削減につながる可能性もあります。
流動費から捻出:少ない手取りからお金を捻出する方法②
固定費を見直したら、次は消耗品や食費、趣味の費用など、毎月流動的な支出「流動費」(毎月支払う金額が変わるお金)も見直してみてください。しかし、手取りが20万円、もしくはそれ以下の場合、必要なもの以外の出費は、そもそも少ないという人も多いでしょう。
贅沢はダメですが、食費や最低限使うものに対しては、お金を使わなければいけないケースもあります。また、ある程度は、趣味や外食などの娯楽に使っているお金も見直してみる必要があります。
大好きな趣味や友人との食事などのお金を切り詰めるのはなかなか難しいかもしれませんが、流動的な支出も、家計簿アプリなどを活用して、使わなくていい部分までお金を使ってしまっていないか、確認してみてください。
収入以上の暮らしは、借金でもしない限りできませんが、もちろん借金はNGです。手取りが少なく、今の暮らしで残していけるお金がないのであれば、何かを削っていかなければなりません。
お金を貯めることを考えると、どの選択肢を選ぶべきか、危機感を持ってしっかりと見つめ直す必要があります。もしくは、苦しい生活をしていくよりも、一度環境を変えてみるのもおすすめです。もっと収入を増やしたいのであれば、転職したり、副業も視野に入れてみましょう。
<TEXT/横川楓 構成/bizSPA!編集部>