「もっと飲めよ〜」はアルコールハラスメント?会社の飲み会は要注意
上下関係がはっきりしている飲み会では…
「どのような場でアルハラは行われましたか?」(※複数回答可)というアンケートでは「会社での飲み会」が80.2%と圧倒的に多い結果となりました。
会社という上下関係のはっきりしている場で上司からアルコールを飲むことを勧められた場合、断りにくい状況が生まれます。そのため、会社での飲み会でアルハラが多くなると予測されます。
また、アルハラに至る経緯を調査したアンケート(※複数回答可)では「酔った勢いでのこと」が約7割を占めています。アルコールによって普段より気が大きくなってしまうことにより、ハラスメントに発展してしまうケースが多いことがわかります。
「場を盛り上げるための一気飲み」(47.7%)も半数近くいることから、場の空気のために良かれと思ってやったとしてもハラスメントになってしまうので注意しましょう。
飲酒の強要をはっきり断れない人の割合は?
アルハラを受けたとき、はっきりと断れないという人は7.7%、状況によってわからないという人が45.1%という結果となりました。
その理由(※複数回答可)としては「上司や先輩からの強要は断れない」(60.7%)「空気が読めないなど自分の立場を気にして」(49.7%)という回答が上位に上がりました。立場や場の空気を読むこと、気遣いなど、社会に出たら身につけるべきことではありますが、それがお酒の場でも適用されてしまっていることから、アルハラにつながるのではないでしょうか。
若手社員の場合は相手が上司であっても“断る勇気”が必要です。逆に上司の場合は、特に立場がはっきりしている「会社の飲み会」などで部下にお酒をすすめる際には「相手が本当に飲みたがっているか?」を、きちんと気遣う必要があるでしょう。
<TEXT/yum_ao>
【調査概要】
調査内容:「アルコールハラスメントに関する調査」(ゼネラルリサーチ株式会社)
調査対象:全国20代~60代の男女1309名
調査時期:2018年12月6日~2018年12月7日
調査方法:インターネット調査