面接官は大学より「高校」を重視する?転職にまつわる6つの新常識
転職ということが、終身雇用が長く続いてきた日本では「あたりまえ」のことではない時代が最近まで続いていました。
だから、転職に関して「間違った考え方」や「嘘の噂」がたくさん流布しているのです。今回はそんな転職にまつわる考えや噂を紹介します。
1.やはり卒業大学がものを言う
例えば「やはり卒業大学がものを言う」という説。もちろん、良い大学のほうがいいに決まっていますが、実は採用担当は新卒採用の時ほど大学名は気にしません。
新卒採用は一括採用で他社とのまさに同時平行レースですから、当然、採用担当者としては「良い大学からたくさん学生が採れた」という実績を作りたいのです。
しかし中途採用は採用後の実績勝負。
そのため大学名より、実際に面接をしたときの話の内容や経験で実(じつ)を取るのです。もしかしたら、良い大学だからといって仕事ができるとは限らない、ということを一番分かっているのは、採用担当者かも知れませんね。
2.大学より高校名を気にする会社も多い
学歴に関してもうひとつ面白い現象は「大学より高校名を気にする会社も多い」ということです。これは本当のことですが、なぜだと思いますか?
ひとつには「地頭形成期に優秀な人に囲まれて育った人は素質が良い」と考えられているからです。
ですから、新卒採用ではいわゆる「中高一貫、大学までストレート」の学校卒業者は受験勉強をしておらず、勉強不足だから不利、と言われることもある一方、中途採用においては「中高一貫校にはそれなりの家庭の子女が集まっているから、良い環境で育った」という解釈になるわけです。