現金払いだと年間44万も損する?ポイ活芸人&YouTuberが語る「節約のコツ」
ポイントを貯めて節約などを行うポイ活(ポイント活動)が話題になっている。背景には、新型コロナによるネットショッピングの利用者急増や、円安や値上がりによる消費者の「節約意識」がある。
ポイ活で年間約44万円分を節約するその道のプロであるお笑い芸人のシューマッハ中村さん(@happyboysryu)と、最近デビューした初心者のポイ活YouTuberこと、ちゃんりえさんに実態を聞いてみた。後半では、有効的なポイ活の使い方について紹介する。
ポイントを貯めて節約ができる世界
――お二方のポイ活は少し異なるようです。いましているポイ活と始めたきっかけを教えてください。
シューマッハ中村:まだ芸人として飯が食べられてなかった6~7年前に、ポイ活と出会いました。ペットボトルに水道水を入れるなど、ひたすらお金を使わない生活をしていました。そんな中、どうしても切り詰められない部分が当時付き合っていた妻とデートする時の食事代。どうがんばってもお金が発生してしまうのです。
そのとき、覆面調査と出会いまして。一般客のフリをして、その店の接客態度とか味を調査してきて家に帰ってアンケートを送信するだけで、ポイントが貯まり現金化できる仕組みだったのですが、お金が7~10割も返ってきたんです。世の中に「ポイントを貯めて節約ができる」こんな仕組みが多いと気づいたことから、ポイ活の世界へ入り込みました。
そこからクレカの還元率を気にしたり、キャッシュレス決済のポイント還元で使う決済手段を考えたりなどの生活が始まりました。今は30種ほどのキャッシュレス決済を使い分けています。
PayPayを使ったポイント還元で4万円
ちゃんりえ:私はこの会社に入ってからでした。それまでポイ活という言葉すら聞いたことがありませんでした。マーケティング部に移動して、ポイ活に関するYouTubeチャンネルを立ち上げようとなったときに、勉強したことがきっかけです。またチャンネル内で動画をあげていくうちに、中村さんとコラボするようになり、教えてもらうようになりました。
ただ、中村さんほどガッツリはやっておらず、無理なく、自分の生活に取り入れるポイ活をしています。例えば、PayPayを使ったポイント還元のみ実践しています。PayPay経由で飲食店を予約したり、セブンイレブンのアプリと同期させ同店舗で決済するとポイントが返ってくるのです。去年は4万円分ほどのポイントが返ってきました。