初心者が犯しがちな「投資の注意点」3つ。円安時代で狙うべき投資先も
最近、ビジネスパーソンの間で、副業として投資に乗り出す人も少なくないようだ。外為どっとコムが2022年1月に行った「投資・副業に関する調査」によると、現在副業や副収入があると回答した20.8%のうち、最も多く行われていたのは「アンケートモニター・懸賞」で72%、2位が「株式投資」で36%だった。
お小遣い稼ぎや生活費の補填のため、また値上げラッシュの対策として、副業的な位置付けとして投資を始めてみたいと考えている人でも、何から着手していいかわからなかったりするのではないか。そこで今回は、フリーアナウンサーで個人投資家の大橋ひろこ氏(@hirokoFR)に、ビギナーに向けた「投資の始め方」を教えてもらった。
初心者はまず積み立てから
大橋氏は、投資の初心者に対して「積み立てることで運用できる商品を選んで始める」ことを勧めるようだ。
「積み立ての良さは日々の値動きに翻弄されずに済むこと。いきなり大金をひとつの商品に投資してしまうと、それが大きく下落してしまえば一瞬にして大金を失うリスクがありますが、買うタイミングと資金を分散して投資することで、そうした不安を抱くこともなく本業にも影響がありません。
最初はなかなか資産が増えないため『つまらない』と感じるものですが、後に大きな資産となってくるものです。株への積立ならNISA(ニーサ)やiDeCo(イデコ)などの税制優遇制度を使って始めるといいでしょう」
外貨(FX)への積み立て投資も
「NISAは投資から得た運用益が非課税に、iDeCoは運用益に加えて積み立てた資金が所得控除の対象となるため、所得税、住民税が軽減できるという大きなメリットがあります。
円安が進む今、外貨(FX)への積み立て投資をスタートするのも良いかもしれません。円の価値が下落する反面、米ドルなどの円以外の外貨が上昇することで収益を追求できますが、FXの魅力は金利差収入も得られること。高金利通貨をコツコツ積み立てることを考えるのもいい時期です」