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「住みたい街」で大宮が躍進。交通・食事の魅力を地元不動産店に聞く

暮らし

 2022年3月3日、「SUUMO住みたい街ランキング」(リクルート集計)が発表され、首都圏版では埼玉県の「大宮」が初のTOP3入りを果たした。ランクインの理由に「都心への好アクセス」「大宮でなんでも揃う」という声はよく聞くが、これらは都内のほかの街でも当てはまる。

大宮駅

大宮駅東口

 大宮ならではの良さとは一体何なのか。今回は地元をよく知る不動産店「レジデンシャルゴールド大宮店」の小林大樹課長@ResidentialGo1d)にあまり世に知られていない「隠れた大宮の魅力」について聞いた。

ランクインで移住者は増えたのか

リクルート

[首都圏]住みたい街(駅)ランキング ※プレスリリースより

 同ランキングで大宮がTOP3にランクインして数か月がたったが、不動産の動向変化はあったのか。

 小林さんによれば「ランキングが発表されてから、『都内から大宮へ引越しを検討したい』という問い合わせがかなり増えました。あくまで肌感ですが、3割以上は増えていると思います」とのこと。

 長引くコロナ禍でテレワークと出社のハイブリッドなワークスタイルが浸透。都内より広いのに家賃が安く、都内へのアクセスもよい大宮が引越しの選択肢としてかねてより存在感を増していた。そこに今回のランクインが拍車をかけていることは間違いなさそうだ。

浦和ではなく大宮である理由は?

小林大樹さん

小林大樹さん

 一方で、近隣の街である「浦和」も5位にランクインしている。大宮と家賃相場も大きく変わらない上に、より東京に近い浦和駅のほうが都心へのアクセスという点では魅力が大きいようにも見えるが、なぜ大宮のほうがより上位にランクインしたのだろうか。小林さんは次のように話す。

「例えば東京駅や有楽町駅、秋葉原駅などの都心へ出勤やお出かけをする場合、大宮駅は京浜東北線の始発駅なので座って通勤できる可能性が高いです。浦和駅はそこから4駅先なので、ラッシュ時は座れない場合が多いですね」

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