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突然の営業への異動辞令。それでも私が「人より速く“成長”できた」理由

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 社会人になって意識するようになったことのひとつに「成長」があるのではないでしょうか。「どうすれば成長できるのか」というのは、誰しも一度は考えたことがあると思います。

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※イメージです(以下同じ)

 そこで今回は、「成長」をテーマに、組織人事コンサルティング会社である株式会社リンクアンドモチベーションで最年少取締役を務める川内さんに、人より速く「成長」するために意識してきたことを聞きました(以下、川内氏寄稿)。

他人より「成長」するための要素

 自分自身を成長させるために、みなさんはどのようなことに取り組んでいますか? 毎日振り返りを行って次に活かそうと行動している人は多いと思います。

 私自身も20代の頃は、日次や週次で振り返りを行っていましたし、リーダーとしてメンバー育成していたときも振り返り面談を実施していました。しかし、振り返りにはさまざまな落とし穴が存在します。自分の振り返りは、落とし穴にハマっていないかセルフチェックしてみてください。

自分の振り返り、2つの“落とし穴”

就活生 面談

落とし穴① “できたこと”しか振り返らない
 人は“できたこと”を振り返るのは比較的得意です。みなさんも、同僚や友人に“できたこと”を話す機会は多いのではないでしょうか。しかし、“できなかったこと”はどうでしょう? これまで多くの若手社員育成に携わってきましたが、“できなかったこと”を振り返る人は意外と少ないのです。

落とし穴② 落ち込むだけで行動が変わらない
 できなかったことを「あー。失敗したー」と気にする人はいますが、真摯に向き合い「なぜできなかったのか」「どうすれば次できるようになるのか」とネクストアクションにつなげられていない人も、実は少ないのです。

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 振り返りを行うこと自体はとても重要ですが、大事なのは行動が変わることです。できなかったことに向き合い、行動を変える人は意外と少ないからこそ、ここを意識すれば他人よりも成長スピードを速めることができます。

 しかし、“できなかったこと”ばかりに目が向いてると「自分は本当に成長しているのか」「自分はこんなこともできないのか」と自己不信につながってしまいます。この状態が続くと、「どうせ自分はまた失敗する」と思い込み、自分を過小評価することで最大限の結果を出すことができなくなってしまうため、注意が必要です。

 必ず“できたこと”と、“できなかったこと”の2つを振り返ることを意識してください

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