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渋谷のアフロ社長に聞く「バズるアイデア」の生み方。チケット1万枚を数日で完売

ビジネス

広告会社に就職。パーティークリエイターに

アフロマンス

渋谷区にあるオフィスで取材は行われました

――そこからパーティークリエイターという肩書きを名乗りだしたのですか?

アフロマンス:当時の僕は広告会社のサラリーマンだったんですが、泡パあたりから自分でもパーティークリエイターって言い出したというか、自覚し始めたと思います。最初の泡パから3年後に会社を退職して、Afro&Co.を立ち上げました。今はアフロマンスとしての活動が本業になっています。

――アフロマンスさんのアイデアの源は何なのでしょうか?

アフロマンス:まず、アイデアとは何なのか、という話ですが、元々メインの仕事にしていた広告を参考に話すと、広告ってTV CMやグラフィック、イベントなど色々な手法で世の中に話題を伝えていく訳ですが、バラバラやっても中々うまく機能しないことが多い。

 そんな時、企画の中心にコアになる強いアイデアがあれば、映像にしても、イベントにしても、連動して世の中に広がっていく。そういうものだと思ってください。そして、そんな多面的にも使える強力なアイデアを考えるためには「アイデア筋」を鍛える必要があると思っています。

「アイデア筋」を鍛えるには

――出た、アイデア筋! それって、どうすれば鍛えることができるんですか?

アフロマンス:アイデア筋とは「思考の慣れ」です。自転車と一緒で、慣れれば苦もなくできるようになる。では、アイデア筋をどう鍛えるべきかというと、「周りに自分の考えを話しまくる」「小さいことからでも実施してみる」というのが大事だと思っています。

 人に話してみて反応が良かったものは世の中に出してもウケる可能性が高い。その逆もしかり。そして、コツコツと、小さなことから実現して、トライ&エラーを重ねていけば、経験や知識が蓄積され、やがて大きな企画も動かせるようになります。

――アイデア筋があってのアイデアですか。

アフロマンス:そうです。僕は先ほど言ったような強力なアイデアを「コアアイデア」と呼んでいますが、そこに到達するためにはアイデア筋がないと難しい。だから筋力をつけるためには失敗を恐れずにどんどん行動することです。

 むしろ失敗を経たほうが、感覚が研ぎ澄まされて熟練されていくと思います。実際、僕自身もそうやってアイデア筋を鍛えたと思っています。

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