なぜ“イライラ”してしまう?機嫌が悪くなるメカニズムと対処法とは
特に大きな失敗をしたわけではないのに、なんだか毎日が息苦しく、幸福を感じられない……。そんな「しんどい」を抱えている人も少なくないでしょう。予約数か月待ちの人気心理カウンセラーPocheさん(@Poche77085714)が、そんな「しんどい」がラクになるような考え方を提案した一冊が『あなたの「しんどい」をほぐす本』(KADOAKWA)です。
「自分なんて」が「自分らしく」に変わる35の考え方を心理学の観点から紹介した同書から、ふいにイライラしてしまうときの対処法を紹介します(以下、同書より抜粋)。
ふいにイライラしてしまうのはなぜ?
楽しそうな人を見て無性にイライラしたり、上手に頼っている人を見て「私はひとりで頑張ってるのに……」とイラッとしたり、頼りたいのに頼れない自分にムカムカしたり、いらだっている人を見てますますイライラしたり……。
そんなふうに思う自分が嫌になったり、自分以外のみんなが輝いて見えて焦ったり、悲しくなったり、腹が立ったり、悔しくなったり、落ち込んだりすることもあるかもしれません。
そう思うのは、あなたが何かを我慢しているからこそ。我慢できないからではなく、我慢強いからこそイライラするのかもしれません。特定の言葉や行動でカチンとくるのは、「これ以上私の心に踏み込まないで」というサイン。心の中で「こっちに来ないで!」「もうやめて!」と、怖くて叫んでるようなイメージです。
自分を守るための防衛反応かも?
あなたが大切にしていた何かが侵害されそうなとき、自分の何かを否定されたと感じたときに出やすい防衛反応です。
いつも同じ人にイラッとするなら、その人が苦手なのかもしれません。苦手だということを悟られないように頑張っていたり、苦手だけど我慢して付き合っていたり、怒りを抑えた結果イライラすることがあります。
「イライラしちゃダメ」と思うとますますいらだってしまいますから、「苦手だからイライラする。こればっかりは仕方ない!」といったん自分の気持ちを受け止めちゃいましょう。苦手なものは苦手でいいし、わざわざ意地悪しなければ十分優しいです。