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元乃木坂46・中田花奈、麻雀カフェ経営者としての顔。“大物女優”が突然来店も

暮らし

「私は“そっち側”じゃなかった」

中田花奈

――カフェの内装にもこだわったとのこと。

中田:削れるところと、ここだけは譲れないというところは、内装業者さんとすごく相談しました。バーの雰囲気を出したかったので、ネオン管やハイテーブルも、結構高いんだけど、これは絶対作ってくださいってお願いして。

 そうやってひとつひとつ作っていくのは、やりがいがありました。またそれで、ますます自分は、表に出る人向きの性格じゃないんだなと実感もしました。私は“そっち側”じゃなかったんだろうなと。

――アイドルとは別の〈やりがい〉でしたか?

中田:でも、最終的に人に評価してもらうところは、似ているかもしれません。アイドルとしてファンが増えるのも、お店にお客さんが増えるのも、ある意味似ている。だから、意外と、やっていることは同じなのかもしれませんね。アイドルよりお店のほうが、評価ポイントがわかりやすい、という違いはありますが。

石橋貴明、加賀まりこ…麻雀が繋いだ縁

中田花奈

――アイドルを卒業し、麻雀関係のお仕事をする中で、新しく発見したことはありましたか。

中田:前編でお話ししたように、アイドルは「正解」がわからないのが辛かった。でも、麻雀でファンがつくかどうかは、結構わかりやすいんです。良い打牌をしたら褒めてもらったり、すごいねって言ってもらえたりするのはすごく嬉しくて、もっと勉強しようっていうモチベーションに繋がります。

 プロで食べていけるのは、本当に一握りなんですよね。そういう世界で、私がアイドル時代から麻雀番組に出させてもらっているのは、すごいことなんだなってプロになってから改めて実感しました。ありがたいなと思います。

――自分にとって、麻雀があってよかったなと思いますか?

中田:麻雀は突き詰めがいがすごくあるし、コミュニケーションツールとしても、普段出会えない人たちと出会えるもの。麻雀をしていたからこそ、名前を覚えてもらえることもあります。例えば番組でご一緒した石橋貴明さんと麻雀のお話ができたり、お店に加賀まりこさんが来てくださったこともあったんです。そういうご縁は、麻雀が繋いでくれているなと思いますね。

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