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社内崩壊へのカウントダウン!「聞かない社員」を許した上司の末路

学び

まさに学級崩壊と同じ構造に

 いま、会議をやっても、みんながあまり前向きに参加してくれない。それは、最初の頃、話を聞いていなかった人に対し、「こいつはこういうやつだし、仕方ないな」と諦めてしまったことが原因である可能性が高いです。

 たった一人と向き合うことをやめた瞬間に、周囲の人も、「じゃあ、俺も自由勝手にやっていいんだ」と勘違いして、徐々に増長し、最後は収拾がつかなくなってしまう。これは、まさに学級崩壊と同じ構造です。

 最初の一人ときちんと向き合い、なんとかコントロールする。コントロールできなかったとしても、「田中さん、これで注意するのは5回目だけど、君のその行動は会社では許されないからね」と毎回注意しましょう。もし相手が、「会議に集中できない」と言うのならば、「どうすれば集中できるのか提案して。あなたでも集中できる会議にしたいから」と伝えましょう。

 相手が、「この会議に意味なんか見いだせないから真面目に聞く気が起きない」というのなら、「この会議に意味がないのならやめる。でも、その前にこの会議に意味がないってことをちゃんとプレゼンしてよ」と、意見を求めましょう。そこで生産的な意見が出てきたのならば、その声を受け入れて導入しましょう。

話を聞いていない人のスルーは3回まで

会議

 ただ、相手がその反論に対応できず、「かったるいからです」「面倒くさいからです」などと適当な理由で答えたり、口ごもったりしてしまう人ならば、特に理由がない証拠です。「反論する余地がないなら、ちゃんとやってもらわないと困ります。納得してください」ときちんと念押ししましょう。

 もちろん、時には会議中に相手を注意する気力がなくて、スルーしてしまうときもあるでしょう。でも、聞く態勢が取れていない人をスルーしていいのは連続で3回までです。4回目以降は、確実に社内崩壊が起こると覚悟したほうがいいです。

 1回スルーしても、次から絶対にスルーはしないという強い意志を持ちましょう。また、万が一、会議中はスルーしてしまっても、会議のあとに、「あなたは話を聞いてなかったかもしれないけど、いまからきちんと話そう」としっかりフォローすれば、カウントは0に戻ったとみなしていいと思います。

「話を聞いていない人を許すこと」は、社内崩壊の大きな要因になり得ます。なにより会議ですら自分の話を聞いてもらえない状態ならば、言葉で人を動かすのは不可能です。まず大前提は、話を聞いてもらえない状況から脱することだと心してください。

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