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「ジャンプで連載したかった」注目の売れっ子イラストレーターに聞く、売れるまでの苦労

暮らし

イラストを広めるために何度も投稿

うのき

「再生数至上主義」

 仕事の獲得や知名度の向上のため、SNSを毎日活用して仕事の獲得に努めているうのきさんだが、当初は伸び悩む日々を送っていたのだとか。そこで力を注ぐようになったのが「SNSに特化したイラスト」だった。

「投稿が目につくのはほんの一瞬です。そのためイラストを描く際はとにかくパッと見て、脳にじんわりと浸透していくような“分かりやすく伝わる表現”を実践しています

 そしてSNS運用の初期に行っていたのが「同じ内容のツイートを何度も投稿する」こと。2018年に投稿したイラスト「SNS海水浴場」は当時6.9万件の”いいね”を獲得したが、実はこのイラストが伸びたのは4回目の投稿時。2回、3回と同じツイートをしたときは全く伸びなかった。

同じ投稿を繰り返し「4度目の正直」

うのき

「SNS海水浴場」

「イラストを何度も発信し続けて、決して『ユーザーの反応が薄い=面白くない』ではなく『目に留まりさえすれば評価してくれる』ということが分かりました。そのため、SNSでは自分の作品を『絶対に面白い』と信じて何度も挑戦することが大事だと学びました。現在でも毎日イラストを投稿して、見てもらう機会を増やしています」

 今でこそイラストや動画に万単位の“いいね”が付くのは「分かりやすく伝わる表現」「注目されるまで何度も投稿」を諦めずに続けた結果だった。徐々に知名度を上げていき、およそ1年半で7万人以上ものフォロワーを獲得する背景には欠かさぬ努力と継続があったのだろう。

<取材・文/福井求 編集/ヤナカリュウイチ(@ia_tqw)>

【うのき】
大阪デザイナー専門学校卒業後、プールの監視員をしながら似顔絵師として関西のショッピングモールやイベント会場にて活動。その後、同人誌専門の印刷会社に入社。6年間勤めた後フリーのイラストレーターとして活動を始める。メッセンジャー(自転車便)、スチレンボード会社勤務を経て、「イラストハウスうのき」として独立。皮肉の効いた風刺イラストや漫画が得意

Twitter:@UNOKINOKI
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公式サイト:UNOKI HOUSE

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