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無印良品がローソンで展開中。“厳選200アイテム”から人気の品と反響を聞いた

ビジネス

新タッグならではの工夫も

 ファミリーマートを含め、これまでも自社以外の販売ルートを開拓してきた良品計画。新たな場所で商品展開をする際は「無印良品のコンセプト/世界観を伝えること」を重視している。

「今回は、特製の『無印良品専用什器』をローソン様にご用意いただきました。限られた品揃えではありますが、無印良品のコンセプトや世界観を伝えることで集客や売上に繋げたいと思っています」

 まるで無印良品の一角がそのまま再現されたような陳列が印象的だが、無印良品自体が持つ店舗やオンラインショップへの販売に影響を与える懸念はないのだろうか。

「無印良品は国内での出店を年間100店舗のペースで計画していますが、現時点でそういった懸念はありません。特に化粧水などの消耗品は、すでに我々が出店している地域であっても、ローソン様での商品展開を行うことでより便利にお求めいただけます。お客さまにとってより身近になることが、結果的に無印良品にとってもメリットになると考えています」

補完しあえる関係を目指して

無印良品

無印良品とローソンのプライベートブランド商品が並ぶ一角も

 一方、ローソンもプライベートブランドの開発に注力してきているが、互いに競合しているという意識はないという。

「今後、プライベートブランド商品の共同開発や、新サービスの開発などを行うことで、2社が相互補完できるような関係を目指していきたいと思っています

 最後に、ファミリーマートやローソンなどさまざまな販売ルートを開拓してきた秘訣を聞いた。

「当社は決して大きい企業ではありません。時代やお客さまのニーズの変化に合わせて、もしくは先回りして変化しなければ、期待には応えられないと思っています。これからも全国津々浦々のお客さまに無印良品の商品を届けていくために、社員ひとりひとりが生活者の視点をもって日々業務を進めていきます」

 無印良品取り扱い店舗はローソンの公式サイトで確認できる。お近くのローソンに足を運んだら、これからも変化していく無印良品の棚に注目してみてはどうだろう。

<取材・文/Marino>

1996年、京都出身。早稲田文学部卒業後、エンタメ企業でマーケティングに携わりながら活動中の会社員ライター。サブからメインまでカルチャー全般・グルメを中心に、なんでも面白がるのが得意です。あそぶのにいそがしい!Twitter:@ken5_dai1

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