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失敗しない計画の立て方。成功への近道は「目標の150%」と「急所」思考

学び

目標達成のカギを思いつくだけ挙げる

電話する会社員

 目標を150%にしたら、次はやることを書きだす……ではありませんね。目標を達成するための要素「重要成功要因」を洗い出すことです。私たちの時間は有限です。目標達成に最も効果のある事柄に優先的に時間を使うためにも、「何が最も目標達成において重要なことなのか?」を考える必要があります。そうはいっても、これはなかなか難しいですよね。

 そこで、自分にこう投げかけてみましょう。「この目標を達成するカギは何だと思う?」。

 この質問に沿って、思いつくだけ挙げてみることがポイントです。付箋を使ったり、ノートに書き出してみたりするのもよいでしょう。大切なことは思考を広げ、柔軟に考えること。

影響力が大きい「急所」を絞り込む

 カギとなるアクションを10個以上挙げることができたら、次は絞り込みです。絞り込む際は、目標に対して影響が大きいと思われるもの(急所)から3~4個に絞ります。どうしても絞り切れない場合は、スピード(早く実行すれば効果が大きい)→手軽さ(すぐに手を付けられる)の順番で検討してみてください

 これで、目標達成のために力を注ぐテーマを絞り込むことができました。ただ、この時点ではまだ大まかな内容になっているかと思うので、絞り込んでテーマ1つひとつに対して、「いつまでに」「誰が」「何を」「どれぐらいするのか」という具体的な行動を設定し、実行するイメージが鮮明になる行動計画にしていきましょう。

 PLAN設計の最後は、自分で何度か計画を見返してみて、「これをやり切れば確かに目標達成できそうだ!」という自信が湧いてくる内容になっていればOK! それでもまだ自信が持てない場合は、さらに練り直したり、上司や先輩方にアドバイスをもらったりすることも有効です。きっとあなたからの提案に喜んで力を貸してくれるはずですよ。

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「目標達成するためのPLAN」の作り方として、「150%」と「急所」という2つのTIPSをご紹介しました。ちょっとした違いが大きな違いになっていくのです。このTIPSを活かしてPDCAをさらにバージョンアップさせていきましょう!

<TEXT/荻野純子(キャリアコンサルタント)>

株式会社FCEトレーニング・カンパニー 代表取締役社長。大手人材会社にて、法人営業・キャリアコンサルタントとして活躍後、⼀部上場経営コンサルティング会社にて採用研修業務に従事。2010年FCEトレーニング・カンパニー立ち上げに合流。講師として企業研修3000回、受講者数は5万人を超える。導入企業のリピート率は90%以上。著書に『xDrive 質問がPDCAを加速する』(キングベアー出版)がある

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