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20代の“初めて投資”をプロが診断。怖くない投資のルールとは

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ファイナンシャルプランナーに聞く投資のポイント

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ファイナンシャルプランナーの水野綾香さん

 ここまで紹介した、投資歴約1年半の清水さんの投資姿勢・方法はプロの目にどう映るのでしょうか? ファイナンシャルプランナーの水野綾香さんに話を聞いてみました。

――清水さんの投資方法は、ファイナンシャルプランンナーの視点から見てどうですか?

水野綾香(以下、水野):清水さんは、なくなってもよい程度の金額からスタート、毎月収入の2~3割という「マイルール」をしっかりと決めて守りながら投資をしている点がいいと思います。

 投資だけではなく、貯金もしっかりとされているようで、20代後半とまだ若いにもかかわらず、非常にしっかりした方だと感じます。

――ソーシャルレンディング含め、投資全般でのリスクについては?

水野:ソーシャルレンディングは比較的利回りが高い金融商品ですが、リターンが高いということはその分リスクも高いということです。投資全般にも言えることですが、しっかりと分散投資をすることを心掛けるとよいでしょう。

 具体的に言うと、ソーシャルレンディングの事業者や、事業者ごとのファンドを分散すること、また、他の金融商品も今後は視野に入れてみてもよいかもしれません。

資産形成にかける時間は長ければ長いほど……

――若いうちから投資を始めることにメリットはあるのでしょうか?

水野:例えば、「60歳の時点で1000万円の資産を作っておきたい!」と思ったとします。そうすると、月々の積立額は以下のようになります。

20歳から始める→2万833円(1000万÷40年÷12か月)
30歳から始める→2万7777円
40歳から始める→4万1666円
50歳から始める→8万3333円
※利回り0%

 資産形成にかける時間が長ければ長いほど、月々は少ない負担でゴールを目指すことができます。また、長い時間をかけて運用をすることで「複利」の効果を享受することができます。

イメージ図

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――「複利」とは?

水野:最初に投資をした「元本」に対してのみ利息がつくことを「単利」といいます。銀行の定期預金などですね。それに対して「元本+利息」に対して利息がついていくことを「複利」といいます。

 よく、雪だるま式と例えられますが、どんどん利息がつくことで、お金が増えていくスピードが複利のほうが早いといえます。複利の効果は長い時間をかければかけるほど大きくなります。若いうちから投資を始めると、複利の効果を最大限に活かしてお金を効率よく増やしていけるかもしれません。

■ ■ ■ ■ ■

 投資といっても種類はさまざま。少額から始められるものもあるので、銀行に預金するという以外の選択肢を試してみるのもよいかもしれませんね。

<取材・文/カネコシュウヘイ>

水野綾香
明治大学法学部。金融総合代理店に10年勤続。BtoBの業務提携、コールセンター管理などを経験後、ファイナンシャルプランナーとしてファイナンシャルプランニング・資産形成などをテーマに、延べ6000名以上の方に向けての講演や、金融コラムの執筆を行う

フリーの取材記者。編集者、デザイナー。アイドルやエンタメ、サブカルが得意分野。現場主義。私立恵比寿中学、BABYMETAL、さくら学院、ハロプロ(アンジュルム、Juice=Juice、カンガル)が核。拙著『BABYMETAL追っかけ日記』(鉄人社)。Twitterは@sorao17