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寄附金を14億円まで増やした「日本一バズる公務員」が教える、SNS運用のコツ

ビジネス

企画はとにかくたくさん出す

しんじょう君

守時健氏と、しんじょう君

 これを繰り返すことで仕事のクオリティを上げていくわけですが、意外とバズらせるためのネタづくりにも使えるんですよ。企画はとにかくたくさん出して、ハネたものは続けて・スベったものはすぐやめる。見事にスベっても死にはしませんので、心を強くもって次回に向けPDCAサイクルを回すしかないと思います。

 普段から「その日のネタはその日のうちに」とP(計画)からD(実行)までのスピード感を大切にしていても、ひとりで抱え込んでいたら遅くなりがちですよね。要は分業しろって話で、ひたすらネタを考えるP担当のチームと、ひたすらネタ動画を撮影するDのチームにわけたらとても効率いいんですよ。

 たとえば、嫌いなやつに直接書類を渡すときほど時間がかかるのと似ています。そんなとき、その隣のやつに「これ渡しといて」と預けるのはすごく早くないですか?

 さらに、コツというほどではないですが、C(評価)のところだけ人に任せるとラクになります。そんな感じで、なるべく分業するようにして、スピーディにPDCAサイクルを回し、展開の早いSNSに対応できるよう心がけています。

<TEXT/地域創生請負人 守時 健>

地域創生請負人。高知県須崎市の市役所職員として新入職員ながら、ゆるキャラ「しんじょう君」を誕生させ、’16年にゆるキャラグランプリ王者に輝く。その後、須崎市のふるさと納税をSNS&ゆるキャラ戦略で1000倍に増やし、地域活性に貢献。現在は市役所を独立し、SNSマーケティングを使った特産品の情報発信を仕掛ける地域商社「パンクチュアル」代表を務める。著書『日本一バズる公務員』

日本一バズる公務員

日本一バズる公務員

彼はいったい何をしたのか――。地域活性化の秘訣だけでなく、モノやサービスをバズらせる仕組み、公務員という枠組みにとらわらず、人生を楽しく、自分のやりたいことを仕事にする方法のヒントが彼の生き方から得られる

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