上司が女性をえこひいき…29歳企画マンの本音に「人事のプロ」の回答は
管理職には誤解を招かないように説明を
小林さんは「上司が説明を丁寧に繰り返しておけば、部下も不公平やえこひいきだと、しだいに感じなくなるのではないでしょうか。少なくとも、
<今は会社の方針として、女性の管理職を増やそうとしている。この部署でも、彼女を管理職の候補の1人として育てたいと思う。君は彼女の同世代で、仕事が彼女よりもできるから不満を感じるかもしれないが、私は君を高く評価している。君にももちろん管理職になってほしい>
というようなことを上司は伝えるべきです。管理職は自らの言動に誤解を招かないように説明をしないといけない。言葉が足りない管理職は少なからずいる」と指摘。
まずは、真意をただすべき
一方で男性(岡田)には「えこひいきにどうしても納得できない場合は上司と1対1で話し合ったほうがいい」と、小林さんは助言する。
「仮に転職をするならば、それ以前にまず話し合いをするのが先だと思います。ポイントは、上司として自分をどう見ているのか。女性を成果や実績よりもはるかに優遇し、その土台要員のような扱いにする理由などです。つまり、不公平な扱いを受けることの意味を確認すべきです。
回答の内容に納得できない時に他部署への異動か、転職を考えてみてはいかでしょうか。本来は、社長や担当役員がこの上司になぜそのような不公平な扱いをしているのか、真意をただすべきだとは思います」