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コロナ禍に転職した女性社員の小さなボヤキ「同僚の顔と名前がわからない」

コラム

年賀状で関係を深められたら…

仕事する女性

 とはいえ、A子さんは一緒に仕事をする仲間のこともよく知りません。週に一度出社する人たちの顔と名前はやっと覚えましたが、会社全員の顔はいまだにわかりません。忘年会シーズンではありますが、その予定もなく……A子さんの元に回ってきたのは、一通のメールでした。

 総務経理から一斉送信されたメールには「住所録の件」というタイトルがついています。年賀状のやりとりを行えるように、個人情報である住所禄を作成しても大丈夫か個人に確認をとっているのです。住所録を承認したAさんですが、いまの関係性で年賀状を出してもいいものかと迷っているそうです。

「ただ、この機会でもないとご挨拶しない方もいますし。せっかくだから、住所録ができたら年賀状を書いてみるのもいいかなと思っています」

「社員が誰が誰だかわからない」

 A子さんが転職した会社は、リモートワークを推進しているのに年賀状をやりとりする古風な会社でした。年賀状のやりとりをしたからといって、親交が深まるのでしょうか……? そして、彼女が社員全員の顔と名前が一致する日は来るのでしょうか。

 A子さんが陥った「社員が誰が誰だかわからない」状況はコロナ禍では簡単に起こり得ます。

 事務仕事の場合はリモート作業が可能なので、より新入社員に不安感を覚えさせるでしょう。今後も感染拡大の状況によっては、同僚の顔と名前が一致せず、会社への愛着を持ちにくい状況が続きそうです。

<TEXT/いなばしの>

-[コロナ禍の困った転職]-

2015年からティーンズラブ小説家・シナリオライターとして活動。女性向けボイスドラマCDの脚本執筆、地下アイドルの歌詞提供なども行う。Twitter:@Yinabashino

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