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取引先から見た3大メガバンクのイメージは?「不祥事の印象」が強かったのは

ビジネス

堅実・安定感の三菱、先進的な三井

各企業のワードクラウド

図版作成/Sansan株式会社

 調査の際に寄せられた定性コメントから抽出した特徴的なワードを見ると、三菱UFJは「堅実」「伝統的」「安定感」など企業規模がトップであることを思わせるワードが多い

 また「グローバル」という単語も見られているが、これはモルガン・スタンレーとのジョイントベンチャーである三菱UFJモルガン・スタンレー証券や、アジアでの商業銀行網の構築などのアジア戦略による印象形成かもしれない。

 一方、三井住友にも「安定」「伝統」等の大企業に関する語句も出ているが「合理的」や「先進」なども散見される

 さらに「アプリ」や「ネットバンキング」などのITサービスに関する具体的な語句も見られる。実際のコメントには、「スマホアプリもレベルアップされてきており、時代にあった顧客サービスを提供している」「ネットバンキングやアプリが使いやすい」「オンラインバンキングが見やすかったり、コーポレートカラーが統一されている印象」のようなものがあった。

不祥事の印象が強かったのは…

みずほ銀行

 三井住友のコーポレイトサイトでは、社内にインハウスデザイナーを抱えアプリのデザインに力を入れていることが説明されている。このような取り組みの成果が企業印象に反映されているのだろう。

 みずほのワードクラウドは一連のシステム障害の不祥事の印象が人々に記憶されたことを明確に示している。

 ここまで、各社の名刺を所有している人からの評価や、そこから見える各社の特徴を見てきた。これらは企業自身の情報発信の内容とは異なり、あくまで「その企業が外部からどのように見られているか」というイメージを表すものだ。

 その企業はなぜそのようなイメージを持たれているかという観点を探ることで、企業の活動ことをより深く知るきっかけにもなる。そうした客観的な情報も参考にしながら、企業選びをしていただきたい。

<TEXT/Sansan株式会社 シニアリサーチャー 真鍋友則>

Sansan株式会社 シニアリサーチャー。東北大学生命科学研究科博士前期課程修了。筑波大学ビジネス科学研究科博士前期課程修了(MBA)。現在、同大学院博士課程後期在籍中。データ活用の、新たな可能性を見出すことを目指している。
▼「Sansan公式 真鍋 友則
▼学生向け企業研究レポート「ECS for アカデミア

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