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意外と便利な「ショートカットキー」活用術。エクセルの作業効率が5倍に

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わざわざ覚える必要はない、の意見には?

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 一方で、これらの操作はマウスを使うことでも可能ではあるので、「わざわざショートカットキーなんかを覚える必要はない」と言う人がいます。これは「操作できる」ことと「操作を素早くできる」ことの違いが分かっていないのだと思います。

 このことを移動に喩えると「マウスを使った操作=徒歩での移動」「ショートカットキーを駆使した操作=車での移動」と見立てられます。

 ショートカットキーを使わなくてもマウスで十分という主張は、徒歩より車のほうが遥かに速く移動できるのにわざわざ徒歩で時間をかけて移動しようということと同様です。作業スピードを上げるなら、まずはショートカットキーをマスターしましょう。

ショートカットキーを覚えるには「反復練習」

 それではショートカットキーをマスターするにはどうすればよいのでしょうか。それにはとにかく反復練習が効果的です

 例えば行の挿入のショートカットキー「Alt + I + R」を何度も何度も押して、50行、100行と増やしてみます。次に増えた行を削除するのに「Alt + H + D + R」を何度も押して元の状態に戻します。

 この一連の操作をただ繰り返すだけで「行の挿入」と「行の削除」を体で覚えることができます。これを他のショートカットキーでも同様に行うことで全て覚えてしまいましょう。

 しかし、ショートカットキーを覚えただけではまだ仕事の効率を劇的に上げるまでにはいきません。その効果をいかんなく発揮するには「脱マウス」が不可欠です

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