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フェイスブックが社名変更。1兆1400億円投資する「メタバース」はどんな世界なのか

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仮想空間内で人が交流する世界を構想

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「Horizon Home」は、VR空間内の自分の家のような位置づけ。従来はアプリ一覧などが表示されるだけだったが、今後は友人を招待する機能などが追加される

 カンファレンスでは、今後提供されるさまざまなサービスについても発表された。まず、同社が販売するVRヘッドセットで最初に表示される空間を「Horizon Home」としてアップデート。自分の「家」のように、友人を招待して一緒に動画を視聴したりゲームで遊んだりできるようになるという。

 また、SlackやDropbox、Facebook、Instagramといった定番サービスを、「Horizon Home」内の2Dアプリから利用できるサービスも提供される。これによって、ヘッドセットを外すことなくDropbox内のファイルを確認したり、Slackでチャットをしたりができるようになる。さらに、VR空間内からMessengerを使った音声通話も可能になるとのことだ

 そして、ビジネス向け機能「Quest for Business」のテスト開始も発表された。仕事用アカウントやチーム向けの管理機能が提供されるもので、こちらは2022年にオープンベータ版のリリースを予定している。

ハードウェア製品に関するアピールも

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イメージ映像では、VR空間内から友達に音声通話で連絡し、自分のHorizon Homeに誘う様子が紹介されていた

 そのほかに、新作のゲームやフィットネス用のアクセサリーキット、開発者向けの新しいプラットフォームなども発表。また、現実の空間に映像を重ね合わせる「AR」技術に関しては、開発者向けツール「Spark AR」のアップデートが発表されている。

 さらに、開発中の次世代ヘッドセットの映像も少しだけ公開。また、新しいARグラスの開発プロジェクトが進んでいることにも触れるなど、ハードウェア製品に関するアピールも行われた。

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