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自己否定がなくなる1日5分の心の習慣。「自分なんて…」はもうオシマイ

学び

「自己否定が減ってきた」ら何が起こるか?

仕事 思考

「自己否定が減ってきた」、これ、何気なく言っているように聞こえるかもしれませんが、ネガティブな感情を出している自分や、何かをできていない自分をも否定しない自分ができてきている、というすごいことが起こっているのです。

 これが自己受容(良いも悪いもなく、自分自身を受け容れること)の本質です。多くの人は「ポジティブな自分、うまくいっている自分は受容できるけど、ネガティブな自分、うまくいっていない自分は受け容れられない」という状態にあります。

 上司に怒られたとき、自分を否定して、ただ落ち込んでいたのが、感情に関する情報を書き続けることによって、怒られたことに対して素直に「勉強になった」と思えるようになったりするのです。そして、何かがあってネガティブな感情を出している自分も「それはそれでOK」と受け容れられるようになったりするわけです。

充実した人生を送るための「幸福を呼ぶ習慣」

 重要なことは、受け容れができると、次に進むことができるということです。受け容れができていないと、自己否定のサイクルの中に留まり続けながら、悶々とした気分の日が続くことになります。

 ハートフォードシャー大学のカレン・パインらの調査によると、充実した人生を送るための「幸福を呼ぶ習慣」として科学的に証明されているものの中で最も有効なものは、自己受容であることが明確になっています。調査では、数千人の被験者が、自己受容度を10段階で答えていますが、5点以下と答えた人が実に半数以上だったそうです。

 あなたの現在の点数は何点でしょうか? この点数を「感情を見える化する」というたったひとつの習慣を続けるだけで確実に上げることができるとしたら、やってみる価値は非常に高いと言えます。

<TEXT/人材育成・組織開発コンサルタント 三浦 将>

人材育成・組織開発コンサルタント/エグゼクティブコーチ。株式会社チームダイナミクス代表取締役。認知心理学、アドラー心理学、コーチングコミュニケーション等を基にした、効果的かつ独創的な手法で、リーダーシップ研修、チームビルディング研修、習慣力研修などを始め、国内外の企業の人材育成をサポートしている。累計30万部を超える習慣力シリーズ『自分を変える習慣力』『相手を変える習慣力』(クロスメディア・パブリッシング)他、著書多数

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