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ドラゴンのちんちんを見に行く!会社員が“異色の漫画”でプロデビューするまで

コラム

 web漫画サイト「くらげバンチ」に掲載された読切、「ドラゴンのちんちんを見に行こう」がツイッターでバズり、連載化が決定。そこから単行本発売と、とんとん拍子にここまでキャリアを形成してきたように見える、プロ漫画原作者・端さん@syakekonbu1)。

ドラゴン

拡散されまくったという1ページ

 10月20日には『ミムムとシララ ~ドラゴンのちんちんを見に行こう~』(BUNCH COMICS)を発売します。全2回にわたるインタビューで、「社会生活に向いていない」とまで語るほどの元・会社員だった端さんが、“好き”を仕事にするまでを聞きました。

【インタビュー前半】⇒ドラゴンのちんちんを見に行く!会社員が“異色の漫画”でプロデビューするまで

【マンガ】『ミムムとシララ ~ドラゴンのちんちんを見に行こう~』第1話を読む⇒次へ>をタップすると次の画像が見られます

【マンガ】『ミムムとシララ ~ドラゴンのちんちんを見に行こう~』第2話を読む⇒次へ>をタップすると次の画像が見られます

「社会生活に向いていない」と漫画原作者に

――読切「ドラゴンのちんちんを見に行こう」は、SNSを中心にすごく拡散されていました。自分が発信した漫画が「バズった」ということに対して、どう思いましたか?

端:たくさんの人に読んでいただけて本当に嬉しかったです。あとは直接的なタイトルかつ、お上品ではない内容なので、話題になった場合は多少の反発や厳しい評価をしてくる人はいるだろうな~と覚悟はしていたのですが、思いの外そういう感想が無くて嬉しかったです。

――漫画原作者になる前はどんな職業を?

端:電車の整備工をやっていました。バリバリ肉体仕事でした。昔から漫画が好きだったので漫画家になりたかったのですが、就職して何年か経って自分に社会生活が向いてないことがわかり、「なら漫画家になろう……!」と思って投稿しました(編集部註:読切「ドラゴンのちんちんを見に行こう」は端先生が原作・作画を担当。連載化したときに端先生に原作、漫画家の佐藤夕子先生を依頼)。

端

端さん(本人提供)

――なるほど。じゃあデビューが決まったときは感動もひとしおだったのでは?

端:編集さんから電話で言われたのですが、そのとき初めて「自分は、本当は漫画を描いてデビューしたかったんだ」という実感が湧きました。両親には話しましたが、友人にはまだ話せていません。

好きなことを仕事にするメリットと…

バンチ

『ミムムとシララ~ドラゴンのちんちんを見に行こう~ 1巻』(バンチコミックス)

――好きなことを仕事にするメリットは、何だと思いますか?

端:メリットはたくさんあると思います。自分が特に大きいと思っているところは、漫画やアニメを見たり、ゲームをしたり、好きなことをすることを“勉強”だと言い張れることです。

――逆にデメリットを教えてください。

端:そうですね……今のところ自分は大丈夫ですが、創作で行き詰まったりしたときに自分の好きだったものを嫌いになってしまうかもしれないのが怖いです。

――今後、漫画原作者としてどのようなキャリアを積みたい考えていますか。

端:色々なジャンルを手広く、かつ自分自身の色を見失わないような作品を作っていきたいです。

<取材・文/bizSPA!フレッシュ取材班>

ミムムとシララ 〜ドラゴンのちんちんを見に行こう〜

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