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口座開設で1000円もらえる“Z世代向けネット銀行”に、プロが抱いた2つの懸念

マネー

みんなの銀行のちょっとした「こだわり」

みんなの銀行

 リアルな店舗のない「みんなの銀行」で使われるバーチャル店舗の支店名だ。ふくおかFGの金融機関だから、地元の思いや、地元の人々の登録も多いだろうから、福岡支店や中洲支店、熊本支店、水前寺公園支店が出てくるかと思ったら、あるのは世界中の有名な橋の名前だった。

 ポンヌフ支店(パリ)、ポンテベッキオ支店(フィレンツェ)、ブルックリンブリッジ支店(ニューヨーク)、ハーバーブリッジ支店(シドニー)、タワーブリッジ支店(ロンドン)、ゴールデンゲートブリッジ支店(サンフランシスコ)、レインボーブリッジ支店(東京)といった具合だ。

 世界中のちょっとロマンチックな橋の名前ばかりなのだ。もちろん、パリのポン=ヌフ橋のそばに行っても「みんなの銀行」の支店はない。架空のデジタル上の支店名なのだが、バーチャルな店舗名くらいは遊んでもいいだろうということだろうか。

 日本語名の店舗名であったのは、本店や為替センター。最後に見つけた日本語の支店名は、自行センター。自行って、自己の悟りのために励む修行のこと? と一瞬思ったが、金融のシステム管理などでよく使われる名称だと思い出した。筆者の修行が足りなかったようだ。

 ネット上では、今日も1000円もらえるよ! という紹介コード付きの投稿が飛び交ってる。あれは、こういったカラクリだった。

<TEXT/経済評論家 佐藤治彦>

経済評論家、ジャーナリスト。1961年、東京都生まれ。慶應義塾大学商学部卒業、東京大学社会情報研究所教育部修了。JPモルガン、チェースマンハッタン銀行ではデリバティブを担当。その後、企業コンサルタント、放送作家などを経て現職。著書に『年収300万~700万円 普通の人がケチらず貯まるお金の話』『年収300万~700万円 普通の人が老後まで安心して暮らすためのお金の話』『しあわせとお金の距離について』『急に仕事を失っても、1年間は困らない貯蓄術』など多数
■Twitter:@SatoHaruhiko

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