年収200万円でも「地方移住」を勧める理由。経験者が語る、住みやすい自治体 | ページ 3 | bizSPA!フレッシュ

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年収200万円でも「地方移住」を勧める理由。経験者が語る、住みやすい自治体

おすすめは「数万~10万人前後の都市」

 とはいっても、移住というのは時間もエネルギーも必要で、決して簡単なことではないのも確かです。興味はあるけどふんぎりがつかないという人も多いでしょう。いくら入念な計画を立てても、不安が消えることはありません。そこでおすすめしたいのが「人口が数万~10万人前後の都市」にまずは住んでみるということ

 それぐらいの規模があれば、基本的な都市機能を網羅しており、仕事も比較的見つけやすいはずです。片田舎独特の人間関係もほとんどありません。数万人規模の小・中都市であれば、すこし足を伸ばすと豊かな自然と触れ合うこともできます。都市と田舎のいいとこどりができるので、「地方暮らしに興味はあるけど、やっていけるかどうか……」という人には、はじめの一歩としておすすめです。

 数万~10万人の都市の一例としては、関東から近いところであれば日光市(栃木県)、安曇野市(長野県)、御殿場市(静岡県)など。関西であれば、津山市(岡山県)、田辺市(和歌山県)、鳴門市(徳島県)などが挙げられます。

地方暮らしが合わなければ「戻れば良い」

農家

画像はイメージです

 また、「地域おこし協力隊」という選択肢もあります。各自治体が募集を行う地域おこし協力隊は、第一次産業や地域おこしなど業務内容がさまざま。これを足掛かりにすると仕事と人間関係がある程度担保されるので、リスクを抑えながら地方移住ができるでしょう。また、副業を認めるケースも増えているので、工夫次第でマルチにスキルを磨くこともできるできます

 地方移住に興味をもつ人が近年増えています。その背景には、都会の生きづらさ、自然への渇望、人間関係の悩みなどがあるのかもしれません。

 もし都会での生活が性に合わないのであれば、「地方に住む」というのを選択肢のひとつに入れてみましょう。「地方に暮らせばすべて解決!」というようなことは決してありませんが、きっと何かがかわるはず。その生活が合わなければ、また戻れば良いだけの話です。人生1度きり。やってみたいならやるべきです。

<TEXT/宮古島在住ライター 小林悠樹>

宮古島在住ライター。一橋大学卒業後、冷凍食品メーカーに入社。5年勤務したのち、宮古島へ移住。モットーは「わかりやすく、ロジカルに、誠実に」。夢はポルトガル移住。著書は『移住にまつわる30の質問』(IBCパブリッシング)『英語で読む沖縄』(キッカケ出版 )

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