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一言でバレる「残念な上司」の特徴。運だけで成功した経営者も…

学び

 不思議なもので、すでに何かを成し遂げていて、起業した会社をIPO(新規上場)したり、良い給料を何年ももらい続けてお金持ちになっている人でも、このタイプはいます。ただ、そうした人は、不思議とあまり周囲の人からリスペクトされていなかったりします。

ビジネスマン

 こうしたケースでよくよく聞いてみると、その成し遂げられた理由は運や環境やタイミングによるところが多いのです

 幸運に出合うのも実力のうちなのですが、ラッキーパンチはそんなに続きません。ところが当人は、またその美味しいウェーブがやってくると楽観的に捉えています。

どこまで無警戒に信じてよいか見極める

 こうした人と一緒に何かをしようと思っても、当人が成功した理由を客観視できていないために成功の再現性はなく、無理が出てきてしまいます。

 気が付けば「与太話に付き合う時間」が増えていってしまいます。一方的にカネをもらう関係が築ければいいのかもしれませんが、なかなかそんなことは成立しません。

 誰と働くかというのは、普通にサラリーマンをしていると、なかなか自分で選べないものです。

 なので、距離の取り方、相手の発言をどこまで無警戒に信じて動いていいかどうかの判断が、とても大事になってきます。

 要注意ワードを耳にしたら、よく気をつけましょう。

<TEXT/中沢光昭>

経営者として破綻会社や業績低迷企業の再建・変革実績を多数持つ。また、事業承継の受け手として事業会社も所有。著書に『好景気だからあなたはクビになる!』(扶桑社新書)、『経営計画はなぜうまくいかないのか?』『事業承継による、中小企業を売却するときの基本の「き」』などがある

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