腰痛肩こりを防ぐ「イス」の選び方。クッションで調整する方法も
骨盤の前傾位を自然な形で作れるイス
いくらクッション性に富んで、凸凹が腰の角度をサポートしてくれるといっても骨盤の前傾位を自然な形で作れるイスでないと作業用としては適していないといえます。
最近のイスはこれらのポイントをしっかり押さえていて、作業用として抜群のものも増えています。リラックスすることよりも作業効率を上げて集中していても疲れない椅子を選ぶのも重要なポイントではないでしょうか。
現在、作業用のイスは各商品さまざまな機能が搭載されていて、こだわっているものだと身体の専門家でも大満足の商品もあります。
クッションを上手に活用してみて
しかし、高い性能に比例してくるのが値段の高さです。もちろん予算に余裕があったり、毎日使うものだから投資額は高く設定するべきだと思っていたりする方は、より機能性の高いものを選ぶべきでしょう。しかし、なかなかそれらに手が届かないのならばクッションを上手に活用してみてください。
骨盤前傾位を作り出すために椅子の座面後方に降り畳んだクッションを置き、そこにお尻を半分だけかけるように座りましょう。するとクッションの高さ分だけ骨盤が自然と前方に傾き、自分で力を入れなくても骨盤の前傾位を作り出すことができます。
クッションはやや分厚くも折り畳めるほどの家庭用の「座布団」のようなものを使用することをお勧めします。
<TEXT/柔道整復師・パーソナルトレーナー ヒラガコージ>
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